Shanti / Kiss The Sun (2015) - 西山"Hank"史翁

決して弾きすぎない味わい深いプレイです。

 1. Lucky To Have Someone Like You
2. Wake Up To The Sun
3. For The Love Of You
4. Time After Time
5. Soul Food To Go
6. Groovin'
7. Just A Girl
8. Midnight
9. Love Goes Around
10. So Many Stars
11. Down Town




日本で活躍するシンガーソングライター、Shantiの'15年の作品です。父であるゴダイゴのドラマーTommy Snyderの元、幼少時から深く音楽に触れ、CM音楽の制作やライブ活動、バックコーラス等を経て、'08年にCDをリリース、'10年のメジャーデビュー後、立て続けにアルバムをリリースしています。意図的な舌足らずな歌い方や変にこぶしを回したりしない自然なヴォーカルは、生楽器主体のバックと相まって、どの作品も心地よく聴くことができます。本作は、メジャーデビュー以来バックアップしている二人のギタリスト、西山"HANK"史翁さん、木原良輔さんがアレンジを担当し、岡沢章さん、鎌田清さんなどのトップミュージシャンを招いてレコーディングされ、4では父のTommyとデュエットも聴くことが出来ます。
本作は、ブックオフの安棚漁りをしていた際にたまたま手に取り、同時期に活躍する樹里からんさんやNoonさんなどと同系統なのだろうなどどと思いつつ曲を見ると、Isley' Brosの4などお気に入りが多く入っていることから購入しました。開けてびっくり、クレジットにはHankさんの名前がありました!90年代以降の邦楽で、参加作を追っかけているギタリストは松木さんと山岸さんを覗くとHankさんぐらいでしたので、思わぬ掘り出し物でした。ここから、遡ってShantiのアルバムをコンプしました。

<ギターの聴きどころ>

クレジットには、Hankさんは、1,2,3,4,5,6,9でエレクトリック、7, 8, 10でアコースティックをプレイしていると書かれており、1,2,3,4,5,7,8,9では、木原さんのアコギとのコンビネーションです。6などを除き、基本的には左がHankさん、右が木原さんで、どの曲でも、バッキングもソロも出過ぎないプロのプレイを聴くことが出来ます。
中でも、4のシングルコイルサウンドのバッキング、5、9のクランチサウンドのソロ、6のナチュラルサウンドの流れるようなソロ(バッキングはフェイザーを使っています)8でのアコギのJazzy&Bluesyなプレイ、10でのBossaバッキングなど、味わい深いサウンドとプレイで繰り返し聴いています。
使用ギターは、90年代から使用しているP90搭載のLes Paul Specialダブルカッタウェイと思いますが、ハーフトーンも聴かれますので、センターにリップスティック型が増設されています。(写真は昨年12月の小平のB-EDGEライブで撮影させていただいたものです。スイッチも増設さされていますので、これでピックアップの組み合わせを選択しているのでしょうか?90年代にTyroneさんのライブ等で拝見した時はチェリーだったかと記憶するのですが、今や色もパーツも手が加えられ、個性的かつ風格溢れるルックス&サウンドとなっております)
もう一人の木原さんも、詳しく存じ上げませんが、的を射たプレイをする方です。
他のShantiのほとんどのアルバムにもHankさんと木原さんが参加しています。どのアルバムも、曲良し、ボーカル良し、アレンジ良し、ギター良し、ギター以外のバックの演奏良し、ですので、ギタリストの皆様もぜひ聴いてみてください。
余談ですが、先日、アナログ盤が目ん玉飛び出る値段でユニオンに置かれていたのでびっくりしました。人気再燃なんでしょうか?

Hankさんは連日精力的にライブを行なっており、すべて行きたいのですが時間もお金も足りません・・・・






Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

メルカリで販売しているハンドメイドの銘木キーホルダーの動画を掲載しました。

https://mercari-shops.com/shops/A2h2DFsHbZFNQhVfiNP9qZ

気に入っていただけるものがございましたらぜひお買い求めください。 よろしくお願いします。 BGMは35年ほど前に作ったオリジナル曲を引っ張り出して使いました。

気に入っていただけたらフォローお願いします

コメントを残す