The Players / Jack-A-Dandy (1983) - 松木恒秀
岡沢さんのヴォーカルにも痺れました。
A1. Jack-A-Dandy 2. Empty Pocket 3. Silver Bird 4. Keep Off B1. Wing Beat 2. Steppin' Lightly 3. Dance With Me 4. One More Time 5. Again And Again The Playersの'83年の5thです。本作では、岡沢さんが2曲歌っており、キャッチーなメロディーと相まって、聞き惚れてしまいます。(What Is Hip?のライブでも、Joe Cockerの「Feelin' Alright」や、Spencer Davis Groupの「Keep On Runningなどで渋い喉を聴かせてくれていました)大変失礼ながら、インナーの童顔とアダルトなハスキーボイスにギャップを感じてしまうのですが、ヴォーカル専門でもいけるのでは?と思うほどの巧さです。 このLPも、Unionでそれなりの値段で買いました。今は値段が落ち着いていると思ったら、2016年にCDが復刻されたのですね。
<ギターの聴きどころ>
ボブ斉藤さんのサックスがテーマを奏でるA1,もろFusionという感じの軽快な曲です。松木さんのギターはエフェクトを効かせたちょっとらしくないプレイです。 なんとなくクルセの「Street Life」を思わせるA2では、ボブさんのソプラノとユニゾンでテーマをプレイしています。 A3ではイントロのユニゾンプレイから、シングルミュートとカッティングを組み合わせたプレイで岡沢さんのヴォーカルをバックアップし、硬質なサウンドでのタメたソロも聴かせます。バックコーラスはEVEです。 A4もイントロからエフェクトを効かせたサウンドです。ソロもディストーションサウンドで、ロングトーンと畳み掛けフレーズを交えたいつになく熱いプレイです。 キメの多いB1、シングルノートやアルペジオ、リグのユニゾンなど多彩なプレイです。自分にはちょっと難解な曲でした。 ミディアムスロウのB2では、フェイザーを効かせたサウンドで、テーマのユニゾン、シングルミュートのバッキング、スライドのオブリ、ミュートサウンドからチョーキングで盛り上げるソロ、自分的にはこの盤での松木さんのベストプレイです。 再び軽快なFusionのB3、キレのいいカッティングからディストーンションでのソロです。時代なんですかね? 岡沢さんのもう1曲のヴォーカル、B4では、オクターブのカッティング(コードが変わっても同じノート)、アルペジオと重ね録りです。ここでもEVEのコーラスが曲を盛り上げます。 スロウで幕を閉じます。日本のWeatherReportと呼ばれたゆえんなのでしょうが、自分にはやはりこういう曲も難解です。 どうせなら、全曲岡沢さんのヴォーカルをフューチャー(プラス松木さんのバッキング)したアルバムをつくって欲しかったところです。
Emotional度 | ♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ 岡沢さんのヴォーカルです |
酒のお供度 | ♡♡♡ |
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