Keiko Lee / 誰よりも (2006) – 松木恒秀

ジャケット通りの優しく爽やかなプレイです。

 1. 誰よりも
2. 夢幻蒼
3. スタンド・バイ・ミー(Live)
4. ストリート・ライフ(Live)







Keiko Leeさんの'06年の作品で、書き下ろし2曲と一関の”Basie”でのライブ録音2曲のミニアルバムです。インナーには個別曲のミュージシャンが記載されており、スタジオ盤ではこれまでのスタジオ盤やライブなどでの共演もある渡嘉敷さん、野力さん、坂井紅介さん、ライブ盤ではCarl Carter,Ben Wittmanが参加しています(ギターは後述します)。しかしこのクレジット、字が小さい上に雲の白と文字のピンクの配色の関係で見辛い・・・・
Keiko Leeさんの作品、それなりに数が出たのか一時期はユニオンやブックオフの安棚の常連だったことがあり、本作もブックオフ町田店でJazz250円均一棚でゲットしました。この時点では松木さんの参加は知りませんでしたが、4曲しかないのかと思いつつもクルセの4を演っているので、250円ならいいかとの思いで購入しました。

<ギターの聴きどころ>

CDをトレイに入れると、ダブルストップのグリッサンドにテロリロサウンドが流れ、1音聴いた瞬間に松木さんとわかるサウンドです。その後もコードとオブリを組み合わせた絶妙なバッキングが続き、ジャケットデザイン通りの爽やかで優しい曲(Keikoさんの日本語のヴォーカルは珍しい!)に美しい彩りを添えています。ソロはありませんが松木さんならではのプレイで、これだけで充分です。なお、この曲はレビ東京の「ワールド・ビジネスサテライト土曜版」のエンディングテーマ曲として流れたようです(私は見ておらず知りませんでした)
2~4のギターは吉田次郎さんです。
幻想的なスロウの2ではエンディングにワインレッドのL5と思われるサウンドで音数少ないながらJazzyなソロが入ります。
ライブの2曲、3ではアコギのアルオペジオ、4ではストラトでのカッティング(装飾音の入れ方などNile Rogersを思わせるプレイです)中心に盛り上げます。
店頭で見たのは後にも先にもこの1枚だけですが、最近はサブスクにもあるようなのでKeiko Leeさんファンの方も松木さんファンの方も吉田さんファンの方も是非聴いてください。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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