松原みき / ポケットパーク (1980) – 松木恒秀

世界的に有名になった本作にも2曲松木さんが参加しています。

A1. 真夜中のドア/Stay With Me (松原正樹)
 2. It's So Creamy(土屋潔)
 3. Cryin' (土屋潔)
 4. That's All(土屋潔)
 5. His Woman (芳野藤丸)
 
 
B1. Manhattan Wind(松木恒秀)
 2. 愛はエネルギー(今剛)
 3. そうして私が (松原正樹)
 4. Trouble Maker (松原正樹)
 5. Mind Game (松原正樹)
 6. 偽りのない日々(松木恒秀)
 
 
 


松原みきさんの'80年の作品で、1枚目のアルバムとなります。前年にA1でデビュー、ヒットとなり多くの新人賞を受けるなど注目を浴び、本作でアルバムデビューとなりました。当時新進気鋭の三浦徳子さん&林哲司をはじめとする豪華な作家陣による楽曲を実力派のミュージシャンがバックを務めています。(Wikiにも掲載されています)デビュー作としては異例で、期待の高さが窺われます。本作については、多くの記事や論評が溢れていますので、詳細な解説についてはそちらをご参照いただければと思いますが、曲の良さ、緻密なアレンジ、デビュー作とは思えない堂々とした歌いっぷり、本当に名作です。
小学生の頃ラジオで聴いたA1は何となく覚えていて、A.S.A.P.Mama I Want To Singのメンツもカバーしていたのを聴いていました。80年代の半ばには、NHK-FMのセッション'で、森園勝敏さんのバンドにゲスト参加し、You've Got A Friendを歌い上げていて強く印象に残っていたこともあり(対バンはTyrone橋本さんと山岸さんのSoultrain Bandです!!)安レコ買いに夢中であった'00年頃、新宿Unionの100均セール箱でオリジナルを見つけて購入しました。ここ数年は海外でもブームとのこと、本作のみならず松原さんのレコードが結構な値段になっていて驚きです。あの頃もっと買っておけばよかった!(本作と次作のWho Are Youしか買いませんでした・・・・・)

<ギターの聴きどころ>

松木さんは惣領泰則さん作曲のB1,B6に参加しています。
本作の中でもブラックフィーリングが強いB1、大きなGrooveでのGale風のカッティングや低音でのリフ、ホーンとのユニゾンフレーズを組み合わせたバッキングに、後半にはタメとツッコミの粘っこいソロが入り、松原さんもユニゾンでスキャットします。エフェクトが強すぎるのが残念!
盛り上がり系のバラードのB6では、ほとんどギターの音が聴こえず、後半、エンディング付近のリピートでようやくフェイザーの強いカッティングサウンドが微かに聴こえてきます。
本作は、松木さん含め6人のギタリストが参加しています。(曲の後ろにカッコ書きしました)カッティングが冴えるA3, ナチュラルトーンでのA4のソロ(「99」でのLukatherのプレイを彷彿とさせます)が美しい美乃家セントラル・ステイションの土屋さんのプレイ、SHOGUNそのもののA5の芳野藤丸さんのプレイ、シングルミュートとハモリソロの組み合わせが見事なB2での今さん、それぞれ個性を出しつつ的確なサポートをしています。しかし、何といってもA1の松原正樹さんのプレイが印象的です。オートWahを効果的に使う右、ミュートが巧みな左のカッティングでコンビネーションを取るバッキング、歪みすぎないサウンドで、組み立てが計算されつつもEmotionalに歌うソロ、どのプレイも素晴らしいです。(B4のプレイは自分にはRockすぎますが)
松原さんも今さんも高2ぐらいまでは、Parachuteなどを聴いていたのですが、BluesやSoulに夢中になるにつれ遠のいてしまいました。
多様なサウンドやプレイスタイルを駆使し器用に何でもこなすため、その頃は強烈な個性を感じられず、聴く優先度が低くなってしまっていましたが、本作のような歌伴でのプレイを聴くと曲を引き立てるセンスや歌心に魅力を感じます。今更ながら手持ちのレコードでのプレイ、しっかり聴きたいと思います。







Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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