つのだ☆ひろ / Funkshop (1996) – 西山 “HANK” 史翁

西山さんのサステインの少ないシャープなP90サウンドがいい感じです。メロウ!

 1. Runs Like A Dawg
2. Yes, I Believe
3. Whoopie
4. It Don't Mean A Thing
5. Afternoon Tea
6. Escape From Tokyo
7. Jazzy Daddy
8. Kampanella
9. Domo Domo ( Made In Japan )
10. Here, There And Everywhere





つのだ☆ひろさんの'96年の作品です。ドラマー、ヴォーカリスト、バンドリーダー、作曲、全ての面で優れており、Jazz~Rock~Soul/Funkとジャンルを大好きなミュージシャンの一人です。本作はつのださんの名前でリリースされていますが、作品タイトルのFunkshopというつのださんが結成した日米混成バンドの作品です(インナーにメンバーが記載されています)。なお、Funkshopというバンド名はBernard Purdieにプレゼントされたということです。つのださんのオリジナル8曲にカバー2曲を加えた10曲、バンド名どおりのFunkを基調にJazzやSweetのエッセンスを加えたSoulfulな内容です。
高校生の時に山岸さん参加作さがしで"Ballad"を聴いてトリコになり、過去のソロ作やJap's Gap's、バックを務めたSalena Jonesなどを立て続けに集めてヘビロテしました。上京後は狂ったようにBlack系を中心に買い漁ったレコード優先となり忘れかけていたところ”Session Grandprix”を発見したことでつのださん熱が再燃、タイミング良く本作がリリースされ、Chuck BrownがGo Goでカバーした4や大好きな4(Beatlesの作品でベスト10に入ります)が含まれていたので、今はなき立川の新星堂で新品で購入しました。

<ギターの聴きどころ>

インナーにはバンドメンバーが記載されており、ギターにはなんと西山さんの名前がありました。解説によれば帰国した米人ギタリストの後任として加入したそうです。数年前にタイロンさんの”Lover”やライブで西山さんのギターを聴いて気に入っていた一方、参加CD等はまだ少なかったので嬉しいサプライズです。
Funkの1ではWahを駆使したカッティング、サックスと分け合うドライブサウンドでのテーマ、勢いを感じさせるソロと、冒頭から大活躍です。
2はSweetテイストで、オルガンに続きシングルミュートでのバッキングが入ってきます。中盤にはチョーキングを多用したよく歌うメロウなソロが入ります。
続く3も爽やかさを感じさせるメロウなナンバーで、テヌートとスタッカートを使い分けたカッティングからソロに入ります。1発目はオクターブ奏法、2発目はチョーキングを交えたペンタ中心のBluesyなプレイで盛り上げています。
その他の曲での曲にマッチした出過ぎない控えめなバッキングも渋い味わいで魅力的です。ギターは愛用のP90搭載のLes Paul Specialダブルカッタウェイと思います。サステインの少ないシャープなシングルコイルサウンドがバッキングでもチョーキングでもオクターブでもいい感じです。
なお、6と10には竹田和夫御大が参加、ドライブサウンドでBluesyなソロをプレイしています。

先日15日には吉祥寺SometimeでB-Edgeのライブに行ってきました。別途レポートさせていただきたいと思いますが、Wornell Jonesのヴォーカルと共に、久々に西山さんのプレイを間近で聴くことが出来てとても感動しました(帰り際に握手もしてもらいました)。
コロナも明け、新譜もリリース、再度活動を本格化されているようですので、次のライブにもぜひ行きたいと思います。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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