David Matthews & Guitars On Fire – Guitars On Fire! (1996) – Larry Carlton

トップギタリストが集結ですが、私にはネコに小判でした・・・

 1. Air Brower - Lee Ritenour
 2. Guitars On Fire - Al DiMeola
 3. A Lull In The Rain - Larry Carlton
 4. Samba Pa Ti - Mike Stern
 5. Rollin And Tumbling - Hiram Bullock,Ira Seagal
 6. Passion Flower - Lee Ritenour,Ross Traut
 7. Destination - Al DiMeola
 8. Don't Look For Myself - Larry Coryell,Hiram Bullock
 9. Get Ready - Mike Stern,Steve Khan,David Spinozza,Ross Traut
10. Freeway Jam - Hiram Bullock,David Spinozza,Billy Eric
11. Old Familiar Faces - Larry Coryell,Chuck Loeb,Mike Stern








David Matthewsとギタリスト達による'96年の作品です。日本企画で制作され、Fusion畑を中心に実力派のトップギタリストが参加(バンドメンバーも含めて総勢13名)、プロデューサーも務めるDavid Matthewsのオリジナルが6曲、カバーが5曲の構成となっており、曲によっては複数のギタリストによる共演もあり、まさしくギターファンに向けた作品といえます。
本作は、JazzLifeやギターマガジンで紹介されていて、大好きな4や、Bluesスタンダードの5、Soulの名曲9がどのようにギターで表現されているのか興味はありましたが、お目当てのCarltonはたった1曲のみの参加、名を連ねるギタリストは(Carlton以外は)特に好きではなく、Ritenourを除いては安レコ買はしたものの一度しか聴いていませんでしたので(惹かれるものがなかったということでしょう)、他に聴きたい新譜がたくさんあったので見送ってしまいました。10年ほど経った頃にブックオフの500円均一棚に並んでいるのを発見、思い出して購入しました。






<ギターの聴きどころ>

タイトルやCDの裏表のデザインからある程度激しい内容であることを想像していましたが、1発目を聴いた瞬間から???となりました。あのRitenourがこのサウンド?Spinning Toe Holdのテーマかと思いました。スライドバーのプレイまで飛び出していつになく熱いです。ブラインドテストだったら絶対当たりません。
お目当てのCarltonの3もドライブサウンドで、いつもの表現力に加え、勢いと熱さのあるプレイですが、自分の好みとは違うような?
大好きなSantanaの4、メロディーをなぞっただけのように思えて、淡白すぎると感じました。この曲をCarltonに弾いて欲しかった・・・
そして5、Bluesは大好きですが、BluesRockは好きではなく、このアレンジやプレイには魅力を感じませんでした。
9もTempsの熱唱と比べると・・・・という感じです。
そんなわけで、購入したから一度聞いただけでCD棚に並ぶだけの1枚になってしまったのですが、このブログを始めてから、急に思い出し、また15年ぶりぐらいにひっぱり出して、改めて聴いてみました。ますます年取ってしまったせいか
歪みサウンドの連続が辛い・・・・そして誰が何を弾いているのか、インナーがないとわからない・・・テクニカルなプレイにも興味がないし・・・・唯一、Carltonの3とラストのBluesの11(の前半だけ)が救いでした・・・
ということで、自分の好みと合わないため、今回は後ろ向きな紹介になってしまいましたが、あくまで好みの問題であって、この手のサウンドやプレイが好きな方には、たまらない1枚なのだと思います。私にはネコに小判でした。というより猫舌に蒙古タンメンでした。辛い(からい)と書いて辛い(つらい)とも読みますね・・・・










Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡ 5も好みではありませんでした
Mellow度
お酒のお供度

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