JADOES / IT’S FRIDAY (1986) – 松木恒秀

コミックバンドではありませんでした。

 1. IKASUMAN
 2. 夏のDU・BI DA・BA
 3. Step By Step
 4. Windy Moon
 5. Friday Night
 6. Cool
 7. Silent Night
 8. I Wanna Hold You Tonight
 9. In The Moon




JADOESの'86年の1stです。ジャドーズについてはリアルタイムでは深夜のTV番組でのコントやモノマネのイメージしかなく、バンドとして音楽をやっていることは知っていましたが、松木さんの参加を知ってCDを聴いたのは'00年以降だったと思います。1.を聴いた瞬間、コミックバンドかと思いましたが、2.の涼しげなギターカッティング、3のキャッチーなメロディ、5のブラコンテイスト、Mellowな8などなど、聴き進めていくうちに80年代の匂いのするFunkやSoulを取り入れた仲々のサウンドでした。それもそのはず、角松敏生さんプロデュースで松木さん以外にも錚々たるメンバーを集めての作品でした。鳴り物入りのデビューの割にはセールス的には振るわず、数作を残して活動が停滞してしまったようです。久保田利伸さんやBubble Gum Bro'sもそうですが、少し時代より早すぎたのでしょうか?
(ただ、ヴォーカルは比べてしまうと・・・・です。)
JADOESについてはWikiにて解説されていますので是非ご参照ください。
自分は、松木さん目当てでCDを購入したのですが、その時点で中古ながら2000円ぐらいしたかと思います。再評価されているのでしょうか、最近のアナログ盤の値段は5桁に手が届こうかという勢い、もう買えません。



<ギターの聴きどころ>

松木さんはラストの9.に参加しています。たった1曲の参加、しかもソロのみですが、ここでのプレイが絶妙です。チョップ奏法から入り、フルアコと思われるトーンを絞った甘い音色で、タメとツッコミを取り混ぜ、情感たっぷりに歌い上げます。特に難しいことはしていないのですが、タイミングやニュアンス、とても真似できません。わずか30秒に満たないプレイですが、これだけで大満足です。
その他の曲でも、角松さんのカッティングやソロが聴け、角松さんファンも必聴です。1.のハードなソロは北島健二さんのようです。
バンドのギターの伝田さんは4.しか弾いてません。

Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡    
お酒のお供度♡♡♡♡  

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