Johnny Adams – From The Heart (1984) – Walter “Wolfman” Washington

R.I.P. Walter “Wolfman” Washington

A1. I Feel Like Breaking Up Somebody's Home
 2. Why Do I
 3. Laughin' And Clownin'
 4. If I Ever Had A Good Thing
 5. Scarred Knees
 
 
B1. From The Heart
 2. Your Love Is So Doggone Good
 3. We Don't See Eye To Eye
 4. Roadblock
 5. Teach Me To Forget


 
 
大好きなWalter "Wolfman" Washingtonが亡くなったというニュースをネット上で見ました。79歳とのこと、謹んでご冥福をお祈りします。
少なからぬリーダー作があり、どれも聞き応えのあるものばかりなのですが、弊ブログの趣旨に則り?、セッション参加作としてJohnny Adams(これまた大好きなシンガーです)の'84年の作品を取り上げたいと思います。
Johnny Adamsは、N.O.を拠点に活動したソウルシンガーで、カントリー風味のあるサザンソウルから本作で聴かれるようなBlues’n Soulまで、独特のファルセットを交えつつ、伸びと粘りのあるハスキーボイスでディープに歌い上げるスタイルのヴォーカルです。
本作はRounderからリリースされ、Blues'n Soulを基調としながら、FunkやJazz、ムーディーなスロウまでバラエティに富んだ構成ですが、Johnny AdamsのDeepで黒いヴォーカルで一貫しています。
初期のLPやコンピ盤などは結構な値段だったのですが、Rounder盤は中古でワンコイン以内で入手できました。
全くの余談なのですが、サングラスと髭、いつ見ても鈴木雅之さんを思い出してしまいます。(ソウルフルな声や歌い方も)

<ギターの聴きどころ>

Wolfmanは全曲に参加しています。
Tower Of Powerを思わせるようなホーンセクションの炸裂するFunkナンバーのA1からスタートします。主役のバックでカッティングを刻み、ソロではリズムに対して少し揺れるような流れるようなソロをプレイします。
続くA2は、Swing Jazzです。左右からフリーなコードバッキングの一人コンビネーションで主役のヴォーカルやスキャットを盛り上げます。
A3もFunkで、9thをメインにしたカッティングに、この曲でも揺らぎを感じるソロが入ります。
A4はシャッフルのオールディーなソウルナンバーで、主役の熱いヴォーカルのバックで自在にコードバッキングしています。
A5は、お待ちかね?のストマン進行のスローブルースで、イントロから歌い、泣きまくります。B.B.からの系譜を継ぐスクイーズプレイ中心ですが、Fenton RobinsonやWayne Benetteの影響も受けているようなメロウかつ小技の効いたフレーズ運びです。
ソウルバラードのB1では控えめなコードプレイとオブリですがサザンソウルマナーの味わい深いプレイです。
MalacoでのBobby BlandやJohnnie TaylorがやりそうなBlues'n SoulのB2、ここでのソロは、メロウなサウンドを基調にしながら弾けるようなピッキングとフレーズの終わりを3連でまくるプレイが印象的です。山岸さんも影響を受けたのでしょうか、80年代後半から多用するフレーズです。
続くB3のJazzBluesでは、4つ切りバッキングで決めます。Adamsの口トロンボーン(知らなければ本物に聴こえます)も見事です。
B4のシャッフルでも9thを多用したバッキングから突っ込み気味のソロを決めます。
ラストのバラード、コードプレイと複音によるオブリを巧みに使い分けて熱いヴォーカルを支えます。
Wolfmanのギター、Bluesを基調としながらも、Jazz,Soul,Funkそして生まれ育ったN.O.の風味などさまざまな要素が入り混じり、独自のスタイルを作っています。貪欲なまでの多様なジャンルの吸収と取り込み、Johnny "Guitar" WatsonやRoy Gainesと通ずるものを感じました。(自身のソロではヴォーカルも取っており、Teddy Pendergrassのカバーを歌うなどメロウな要素が加わっています。ソロ作もどれもハズレなしです)
Johnny Adamasの作品には、クリスマスアルバムや'86年のRoom With A View Of The Bluesにも参加しています。特に後者はDuke Robillardとともに、Grooveも歌心もあるプレイを残していますので、本作と併せてぜひ聴いてみてください。

天国で、再びJonny Adamsと熱い共演を楽しんでください。










Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡  

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