Paulinho Da Costa – Happy People (1979) – Larry Carlton

“なんとなくMellow”です。

A1. Deja Vu
 2. Take It On Up
 3. Love Till The End Of Time
 4. Seeing Is Believing
 5. Dreamflow
 
 
B1. Carnival Of Colors
 2. Let's Get Together
 3. Happy People
 4. Put Your Mind On Vacation



 
 
パーカッショニスト、Paulinho Da Costaの'79年のPabroからの2ndです。Oscar PetersonやJoe PassなどJazzのイメージが強いPabroですが、本作は歴とした?Fusioin/AORです。メンバーもL.A.系の売れっ子スタジオミュージシャンが幅広く参加しています。9曲中6曲がPhilip BaileyやBill Champlinなどをフューチャーしたキャッチーな歌物となっています。全体的に”なんとなくMellow”な色彩が強いと感じます。(日本盤の帯にはサンバディスコ?などと意味不明のことが書かれています。あと数年後だったら海辺のドライヴのBGMとか書かれてしまうのでしょう。売るためには手段を選ばない?次作のようにタイトルもジャケ写も差し替えてないだけマシでしょうか?)もちろん、パーカッショニストの作品なので、叩きもの多めです。James Gadson(Ds)とNathan Watts(B)の重量級リズム隊の上で、パーカッションが軽やかに舞っています。
私めは日本盤の中古安レコを購入したのですが、なんとライナーノーツがなくそれで安かったのだと思われます。

<ギターの聴きどころ>

裏ジャケのクレジットには、ギターはMarlo Henderson,Al McKay, Larry Carltonと書かれています。ライナーノーツがないため、個別曲のクレジットなどそれ以上の情報はありませんが、インストのA5はCarltonの作曲であり、テーマはじめとするギターもCarltonのプレイでしょう。タイトル通り、ナチュラルサウンドによるテーマが流れるような夢見ごこちの美しい曲です。(この時期、Carltonは335+Boogieで結構なドライブサウンド主体のプレイが多かったので意外でした)なお、この曲は同年リリースのGap Mangeoneのアルバムにも収録されています(ギターはやはりCarltonです)
Carltonの参加はこの曲は間違いないと思うのですが、同じくインストのA3でのドライブサウンドもCarltonではないでしょうか?(Carltonにしては抑揚が少ない気もしますが)
他の曲では、Soul,Funk,Fusion系に多数参加しているMarlo Henderson(弊ブログで既に紹介した作品にもDavid T.などと共に多くのアルバムに参加しています。)と、この時期EW&Fで大活躍であったAl McKayの二人がキレのいいカッティングを聴かせてくれています。ホーンセクションの参加もあり、全体的にEW&Fっぽいのですが、A1なんぞは、ヴォーカルがPhilip Baileyであることもありモロです。 B2もMorris WhiteっぽいヴォーカルでEW&F臭プンプンです。
本作、なぜPabroだったのかは謎ですが、上質なMellow Groove盤です。











Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡  

これはAl McKayでしょうか

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