Noel Pointer / Hold On (1978) - Eric Gale
珍しい!Jazz Violin とGale との共演
A1. Hold On 2. Stardust Lady 3. Roots Suite Introduction & Pastorale Mama Aifambeni Oluwa (Many Rains Age) B1. Superwoman (Where Were You When I Needed You) 2. Staying With You 3. Movin' In 4. Cappriccio Stravagante Jazz Violinist Noel Pointer の'78年リリースの2ndです。私にとってヴァイオリンといえば、ヴァイオリン奏法、Gatemouth Brown(フィドルですが)、ドラえもんでしずかちゃんの弾く調子っぱずれなプレイ、バックの虎杢メイプル、といった我ながら乏しい印象しかなかったのですが、裏ジャケ記載の豪華なバック(と300円という価格)に惹かれて買ってみました。ここの時、若干24歳ながら、Quincyの曲やClassicをリメイクしたり、歌ったりと中々の意欲作です。 以下は、本作にレコーディングにまつわる私の妄想です。(フィクションです) Gale: 「おい、若いの、ヴァイオリンだって、生意気だな!俺のヴァイオリン奏法と勝負すっか?」 Pointer:「勘弁してくださいよ、同じ弦楽器じゃないっすか(っていうか、俺、本物だし!)」 Gale: 「それとも俺のSuper400と虎杢競争すっか?」 Pointer :(ProducerのDave Grusinに)今回もEarl Klughが来るーって聞いてたのに (年も同じだし)・・・・ このガンコ親父誰っすか? Grusin :「(若いのに親父ギャグとは!)ごめんごめん、Klughはこないよ!ソロ作 (この頃はMagic In Your Eyes)に集中したい、ていうからさあ。 Gale君、態度はあんな感じだけどいいギター弾くよ!」 Pointer :「本当っすか?(不安げ)・・・(続く)
<ギターの聴きどころ>
A1はGrusinのエレピにトリルをかぶせてスタートし、Gaddの刻む軽快なリズムに乗って、ヴァイオリンとPatti Austinはじめとしたコーラスにフェイザーの効いたトーンでカッティングでバックアップします。
A2のスロウでは、Noel pointer自身のヴォーカルに絡む単音のオブリが絶妙です。
壮大なAuincyの組曲のA3でも、第三部のスロウで、空間を大事にしながら、少ない音数でグッと切なく盛り上げるプレイを聴かせます。Galeのこういうフレーズは本当にOne & Onlyの美しさです。
Stevie Wonder(前作ではLiving For Cityをやってました)のB1では、堅実なカッティングで曲を支えます。
Patti AustinとのデュエットB2では、合間を縫って巧みに二人のヴォーカルに絡んでいきます。
残念ながら、本作では、Galeのヴァイオリン奏法は聴けませんでした!
(続き)(フィクションです)
Grusin:Gale君、いい感じだよ!人に絡まないで歌に絡みなよ!
Gale:(照れ臭そうに)わかってるよ・・・・若いの、やるじゃないか!ちょっとB4のClassicは
余計だけどな!俺たちは今日からfホールトモダチだ!
しかしNoel Pointerは、この後、GaleはもちろんGrusinとも2度と共演せず、ヴォーカルの道へ進むのでした(これは本当です。)
※本当のGaleは無口ですが、穏やかで優しい人柄だったそうです.
今回も与太話で失礼いたしました。ちなみに、私めもfホールフェチです。(これは本当です)
Emotional度 | ♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡ |
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