West Road Blues Band / Junction (1984) -塩次伸二、山岸潤史

Bluesを基調としつつヴァラエティに富んだリユニオン盤です。

A1. Shot Gun
 2. River's Invitation
 3. Shake Your Hips
 4. Take Me To The River
 5. I Need Your Love So Bad

B1. I Can't Be Satisfied
 2. Just Wanna Make Love To You
 3. Three Hours Past Midnight
 4. I'd Rather Drink Muddy Water
 5. I'd Rather Go Blind




West Road Blues Bandの'84年の作品です。オリジナルメンバーに、キーボード、ホーン、ブルースハープを加えてレコーディングされています。72年の結成からメンバーチェンジを経て、わずか5年後の'77年に解散、メンバーはそれぞれ自身のユニットやセッションでライブを中心に活動していましたが、本作を機に再結成され、その後もJirokichiや日比谷野音でのJapan Blues Carnivalなどで不定期にライブを行いました。(何度も行きました!)
本作、ギターマガジンの新譜紹介の欄に小さく掲載されていて、Bluesに興味を持ち始めていたタイミングではありますが、地元のレコード屋にはなく(当然レンタルレコードにも置いておりませんでした)、修学旅行の時に京都で見かけたのですが、手持ちの関係からデビュー盤とライブ盤しか買えませんでした。
上京後、中古盤を探し回り、8月の暑い日に渋谷で2000円ぐらいで手に入れました。(インナーや帯なしでした。当時は、Robert ClayのヒットやOtis Rushの再来日でちょっとしたBluesブームで、 Bluesの中古盤の相場も高かった記憶があります。2000年ごろには、CDも含めワンコインで売られているのを何度も見かけ、淋しい気持ちになりながらもインナー欲しさにCDも買いました。最近はまた値段が上がっているようです。
知っている曲もあり、デビュー盤から9年の間にどんな変化があったのかワクワクしながら家路を急ぎました。



<ギターの聴きどころ>

早速針を下ろします。
不協和音的な効果音から、いきなりFunkが始まります。(後にJr.Walkerと知ります)この頃は、J.Bやスライも聴き始めてはいたもののあまりFunkの良さ、凄さが分かっておらず、二人のカッティングとシングルミュートのコンビネーションの見事さもこの時は正直??でした。
続くA2も後にAl Greenと知るのですが、現代風のアレンジで、ソロもエレアコで、スクイーズ・ギターを期待していたのでこれも??でしたが、その後聴き込むにつれ、山岸さんのタメのあるプレイに夢中になります。
A3でBoogieが始まります。ちょうど"100% Cotton"が再発された直後で、Boogieビートのカッコよさに目覚めましたのでこの曲はすんなり入れました。(ライブでもよく演っていました。後半のBoggie-gie-gieのリピートが異様に盛り上がっていました.)シングルトーンのリフとシンプルなカッティングがBoogieのリズムに乗って独特のGrooveになっています。
続くA4もAl Greenのカバーで、この曲は高校生の時にLaurrie Bellのライブ盤を聞いていて知っていましたが、Rockなソロ(山岸さんでしょうか)やアレンジがやはり違和感大でした。
Blues BalladのA5,左の刻みが山岸さんで、よく歌う右のオブリ、ソロが伸ちゃんと思います。前の4曲、右が山岸さんで左が伸ちゃんと思っていましたが、曲で入れ替わってます。
MuddyのB1、斬新なアレンジです。(Best Ofをすでに聴いていたので、これも驚きでした)1stソロが伸ちゃんで、2ndソロが山岸さんです。
おなじくMuddyのB2もホーンが炸裂するFunk調で、二人のカッティングもキレキレです。ソロは出だしが山岸さんで引き継ぐのが伸ちゃんと思います。
Johnny Guitar WatsonのB3,いきなりイントロから山岸さんの熱いギターが弾けます。ソロもトリッキーなフレーズを交えながらこれでもかという激しさです。
Johnnie TaylorのB4は、一転してJazzっぽいムードが加わり、伸ちゃんのムーディーなプレイが光ります。
Etta JamesのB5は、山岸さんのアコギアルペジオと伸ちゃんのサザンソウル風のオブリがホトケさんの熱いヴォーカルを支えます。ゴージャスなホーンのブリッジの後、一旦クールダウンしますが、後半激しくシャウトし、伸ちゃんの切ないギターが絡み、涙無くして聴けません。ライブでも緩急をつけて10分ぐらいやっていました。いろんな人がカバーしていますが、自分はいろいろ思い入れもありWest Roadのバージョンが一番好きです。
どBluesなのかと想像していましたが、Funk,Jazz Reggae,Rockいろんな要素が取り入れられていて、初めて聴いた時は戸惑いました。当時のBluesブームに乗っかることなく、その時やりたい音楽を自然体でやって出来上がったアルバムなのでしょう。聴き込む程に中身の濃さに気が付き、これも繰り返し聴いたアルバムの一枚です。



Emotional度♡♡♡♡♡  
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ A5,B4,B5 Mellowです。
酒のお供度♡♡♡♡♡  

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