大地真央 / MAO~Sing For You (1985) – 松木恒秀

クレジットありませんが、2曲に松木さんが参加と思われます。

A1. Sing For You (Overture)
 2. ロマンス
 3. So Nice Day
 4. ゆるやかに愛が…
 5. You're So Sexy
 
 
B1. 黒猫と私
 2. アスファルトはフリー
 3. 漂流紀
 4. Rimbaud
 5. Sing For You

 
 
 


大地真央さんの'85年の作品です。井上大輔さん、来生たかおさん、南佳孝さん、桑田佳祐さん、伊藤薫さんなど豪華な作家の書き下ろし曲から構成されています。
本作は、数年前に新宿Unionの昭和歌謡館の棚下の安箱から発掘しました。不定期で開催されていた5枚まとめ買いで1000円(つまり1枚あたり200円)セールの際に購入しました。裏ジャケにはクレジットありませんが、'81年の"Lost Love"では松木さんが全面的にバックアップしていたこともあり、もしかすると、の思いもあり、5枚数合わせのための最後の1枚としてチョイスしました。(他は松崎しげるさんや布施明さん、柳ジョージさんなどを買ったと記憶しています)
帰ってインナーを見ても大地さんの写真ばかりでクレジットはありませんでした。レコードによってクレジットあるなしありますが、バックミュージシャンの所属レコード会社や事務所の権利の関係なのでしょうか?海外盤(一部の日本盤も)では、courtesy of ○○○○○○などの表記があり、レコード会社を超えて参加ミュージシャンをアピールする場合もありますが、残念ながら本作にはありませんでした。
いつもどおりクリーニングして、ビール片手に針を下ろします。


<ギターの聴きどころ>

A面、A1はインスト、A2は歌謡ポップスと続き、まあこんなものかと思いながら聴き流します。
B面ひっくり返し、B1のJazzっぽい感じや、B4のBossa Nova、曲もいいですが、もしやこのギターは松木さんでは?ビール飲んでる場合ではないとヴォリュームを上げて聴き直します。
B1、刻みなどの典型的なジャズバッキングで松木さんと断言できませんが、Hi-fi Setや岡本一生さんなどでのプレイと共通するものを感じます。3分に満たない短い曲なので、間を持たせるためにもソロでも弾いていただければもう少し判別しやすかったのですが。この曲は南佳孝さん作曲です。
フランスの詩人をテーマにしたと思われるB4、左から聴こえる独特の間合いを持つシングルミュートや、合間に交えるスライドやオクターブでの艶っぽいオブリ、これは間違いなく松木さんでしょう。中盤のフルートソロの後のヴォーカルにレスポンスするフレーズは、ゾクッとするほどセクシーです。この曲は、聴いた通りの桑田佳祐さんの作です。なお、この曲を聴いて感じたのですが、本作での大地さんの声や歌い方はちょっとアンリ菅野さんを意識しているのでは?
B1,B4とも編曲は松木さんとも共演したことがある八木正生さんというところも匂います。
他の曲でのギターはA2のイントロのハモリフレーズ・ディストーションサウンドでのソロ、A5の過剰とも言える泣きのフレーズ、各曲でのシングルミュートを駆使したバッキングと、おそらくM80年代のスタジオミュージシャンを感じさせるプレイです。(今さん?松原さん?)ギターはおそらくMoonやSchecterでしょうか?B2のピッキング、フィンガリングのニュアンスを強調したプレイは森園さんのような?
他の楽器のプレイヤーも含め、想像しながら聴くのも楽しいかもしれません。どなたか知っている方がいたらネタバレお願いします。




Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

ベスト盤にB1とB4が入ってます。

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