Joe McBride / A Gift For Tomorrow (1994) - Larry Carlton
ここでも素晴らしい表現力です。
1. An Evening In Dallas 2. Secrets 3. Never Be Lonely 4. Walking In Rhythm 5. A Gift For Tomorrow 6. Messenger 7. Deja Vu 8. World To Me 9. Everybody Needs Love 10. Reunion 11. You've Got A Friend Joe McBrideの'94年の作品です。ネット上の情報によれば盲目のピアニスト/ヴォーカリストで、数枚のCDをリリースしているようです。'05年ごろだったと思いますが、下北UnionのJazz500円以下棚漁りをしていたら、本作があり、Carole Kingのカバーと思われる11とBlackbyrdsのカバーと思われる4があり、他にめぼしい盤がなかったため、手ぶらで帰るのも思い、一体どんなアーティストなのかはわからないまま、購入しました。
<ギターの聴きどころ>
早速家に帰って聴くと、いい感じの音楽が流れてきました。インナーを見ると、Carltonが2,6に参加していると書かれています。 せっかちなもので、CDの悪いところを活用し、飛ばして早速2を聴きます。 甘さと苦味が同時に感じられる弾む16に乗って、ナチュラルトーンでの流れるようなフレーズでテーマを奏でます。ピアノと交互にメインパートを分担し、ピッキングの強弱と少し大げさに感じるぐらいのビブラートで時に激しさを感じさせながら美しく歌い上げます。P90搭載のValley Artsのシグネイチャーモデルのテレでしょうか? 続いて6を聴きます。重量感のあるベースが主導するスウィングするビートで、ここではアコギによるプレイです。この曲でも空間を活かしつつ流れるようなフレーズを組み合わせていき、ピアノと対話するようにプレイしています。 どんなギターを使っても変わらない素晴らしい表現力です。 Carltonの参加を除いても、カバー含めた曲の良さ、主役のピアノとハイトーン気味のヴォーカル、8,10でのKirk Whalumの重過ぎず軽過ぎずのサックス、オシャレなだけではないアレンジなど大満足の1枚でした。 なお、Carltonは次作の"Keys To Your Heart"にも1曲参加し、ナチュラルトーンでJazzyかつBluesyなプレイを聴かせています。
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
お酒のお供度 | ♡♡♡♡ |
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