Big Mama Thornton / Sassy Mama! (1975) – Cornell Dupree

どBluesでのどBluesyなプレイ。

A1. Rolling Stone
 2. Lost City
 3. Mr. Cool

B1. Big Mama's New Love
 2. Private Number
 3. Sassy Mama
 4. Everybody's Happy (But Me)



Big Mama Thorntonの'75年作品です。40年代から活動を始めたBluesシンガーで、Elvis PresleyがカバーしたHound dogやJanis JoplinがカバーしたBall N' Chainのオリジネイターとして有名ですが、ゴスペルで鍛え、巨体を活かした豪快な歌いっぷりは、カバーを軽々と凌駕しています。Vanguard移籍後の初アルバムである本作も、迫力と情感に溢れたヴォーカルを聴くことができます。女性のBluesシンガーは男性と比べると圧倒的に数が少ないのですが、古くはMa RaineyやBessieSmith、60年代以降ではKoko TaylorやEtta Jamesなどワイルドさと繊細さを併せ持つシンガーを好んで聴いてきました。本作は裏ジャケのDupreeの名前に惹かれて購入しましたが、Big Mamaのヴォーカルにハマりました。'71年のSavedではGospelも歌っていて、こちらも必聴です。



<ギターの聴きどころ>

DupreeはB1を除く全曲に参加しています。
MuddyのA1からスタートします。Muddyの泥臭いヴァージョンよりかなり洗練されていますが、Deepさは共通しています。Dupreeのリフ、オブリもヴォーカルとのコール&レスポンスを作っています。
Funkyな味付けも加わったAlbert KingがやりそうなムードのA2も、ソロはサックスとピアノに任せ、コード、リフ、オブリを交えたバッキングです。
スロウのA3は8分近い長弱の曲です。中盤にいつもより強めのピッキングで熱いソロを聴かせます。9thコードを基調としたコードの崩しとオブリを交えたバッキングも見事です。
ちょっとRockin'なB1のみRonald Millerがギターです。ソロ、Wahはいらなかったのでは?
B2では、ソロもバッキングも抑え目のクールなプレイです。
シャッフルのB3ではリフを中心にバッキングし、あまりポジション変化のない(T-Bone Walkerの得意技です)ソロを2コーラスプレイします。
B4もBig Mamaのシャウトのバックで、コード・オブリ取り混ぜたフリーなプレイで幕を閉じます。
SoulやJazzではなく、もろBluesでのBluesyなプレイです。ソロは珍しくマイナーペンタ中心で持ち味の緩急がやや弱い気もしますがすが、オブリ含めお得意の1音半のチョークアップ&ダウンミヨワーンと聴こえるやつです)多用したDupree節がふんだんに聴けます。Blues作品では、B.B.やFreddie Kingのアルバムにも参加していますが、主役のギターを引き立てる控えめなバッキング中心なので、本作はBluesでのソロが聴ける貴重な作品です。ぜひ聴いてみてください。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡  
酒のお供度♡♡♡♡

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