Brook Benton / Today (1970) - Cornell Dupree

Dupreeの出世作です。

A1. Rainy Night In Georgia
 2. My Way
 3. Life Has Its Little Ups And Downs
 4. Can't Take My Eyes Off You
 5. We're Gonna Make It

B1. A Little Bit Of Soap
 2. Baby
 3. Where Do I Go From Here ?
 4. Desertion
 5. I've Gotta Be Me


Brook Bentonの'70年の作品です。50年後半〜60年前半にヒットを連発したBenton、その後やや失速したもののA1が久々のNo1ヒットになったようです。イントロがDupreeの名演と名高いA1を聴きたくて本作を買おうとしたですが、CD復刻まではそれなりの値段がしていたため、2枚組ベスト盤などでお茶を濁し、本作を買ったのは2015年ごろだったかと思います。バラードの印象が強いためか、スムースと評されるBentonの声ですが、太く深く、アップのノリも悪くなく。シャウトしてもイケたのではと思っています。これを機にもう一度聞き直してみたくなりました。

<ギターの聴きどころ>

A1、Dupreeのセッションマンとしてのキャリアを押し上げた、などとCD評にも書かれておりますが、それに値する名演で、Bentonの名唱と並ぶほどのこの曲でのシンボリックなプレイと言っても過言ではないと思います。この後、多くのフォロワーがこのプレイをコピーしたと思います。(私もバンドでパクりました)
A2は、有名曲のカバーで、Bentonの熱いヴォーカルを盛り上げるようなリズミカルなバッキングです。(右に2本重なっている気がします。1本はストラト?)
多くのカバーがあるA4ですが、こんな深く、暖かく包容力のあるバージョンはないと思います。
Little MiltonもやっているBlues'n SoulのA5でのプレイもソロではBluesになるところがルーツを感じさせます。
B1、B5は南部の香りを感じさせるソウルバッキングです。
B2、B4もBluesyな曲で、チョーキングやダブルストップ、スライドなどを組み合えわせた味わい深いプレイです。ワウはいらなかった気がしますが、時代なのでしょう。(David T.もGaleもこの時期は使っていました)
Bentonの暖かい声に合わせてサウンドを決めたのか、いつものテレキャスも堅すぎないサウンドです。
シングル盤のShoesもDupreeと思います。



Emotional度♡♡♡♡ 
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡

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