Hi-fi Set / 1&2 (1982) – 松木恒秀

松木さんのJazzyなプレイ、少ない音数ですが大きな存在感です。

A1. Big Brass
 2. ハローMr. Telephone
 3. 過去からディスタント・コール
 4. ワオ! He's Cookin'
 5. November Rain
 
 
B1. 気があいすぎて・・・・
 2. 故郷からのAir Mail
 3. 窓いっぱいの海
 4. 真夜中のBye Bye-Show
 5. Long Good-Bye
 
 
 


Hi-fi Setの'82年の作品です。佐藤允彦さんのプロデュース&アレンジで、全曲日本語ですが英語で歌ったらまんまオールディズJazzです。バックも佐藤さん人脈で豪華なメンバーが集められています。
Hi-fi Setは、美しいメロディ(カバーも含め)、お洒落なアレンジ、腕の立つバックによる確実で歌心に溢れる演奏で、どの作品もハズレが無いように思います。小学生の時にラジオで聴いたFeeling(丸山圭子さんもカバーしちょっとしたヒットになっていました)や、ユーミンの曲も多くカバーしていました。20代の後半ぐらいから安レコ集めを本格的に始め、Hi-fi Setのレコードもベスト盤のHi-Fi Blendを手始めに、発見するたびに買い集めました。本作もUnionの100均イベントで手に入れました。作品によって裏ジャケにミュージシャンのクレジットがあるものとないものがあり、本作は書いてありません。("I Miss You"や”Swing"はバッチリ松木さん初めPlayersの方々が書いてあります)家に帰ってインナーを見て松木さんの名前を発見しました。

<ギターの聴きどころ>

松木さんは岡沢さん、渡嘉敷さんとともにA1,A2,B1に参加です。
トランペッターをテーマにした軽快なA1(誰のことでしょう?クワマンでは無いですよね?)、シンプルなシングルトーンのリフを主体としたバッキングです。しかしながら、これを自分で弾こうとするとタイミングや強弱がとても難しいっす・・・・
4ビートスィングのA2,中間部でソロを取ります。サウンドもフレーズもJazzyですが、最後のフレーズなどところどころ上がり切らないチョーキングを交えるところがBluesyです。
B1では、間奏部で指弾きやチョップでのオブリを突っ込みます。少ない音数ではあるもののタイミングも絶妙で左のシンセホーンの返しに負けていません。
本作でも、必要な分しか弾かない松木節ですが大きな存在感を感じました。
他の曲での中牟礼さんのプレイも円熟の域です。 B3では短いながら貫禄のソロが聴けます。





Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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