Michael Franks ‎– One Bad Habit (1980) – Eric Gale

磨きがかかったWhisper Voice とNY勢。悪い癖は直しましょう。

A1. Baseball
 2. Inside You
 3. All Dressed Up With Nowhere To Go
 4. Lotus Blossom
 5. On My Way Home To You

B1. One Bad Habit
 2. Loving You More And More
 3. Still Life
 4. He Tells Himself He's Happy
 

またしてもMichael Franks、 '80年の作品です。私はワンコインのエサ箱からUS盤を買いました。日本盤も同じ箱に入っていて、ライナーノーツも読みたいと思う一方で、NYストーリーといういかにもな邦題とクサいコピーが恥ずかしいのでやめました。邦題通り?NY陣とのレコーディングです。一見(一聴?)、薄口で何にでも染まりそうに思えるヴォーカルですが、A4以外は全て自分のペンによる作品で、バックが変わっても少し気怠く哀愁の漂う味わいは全く変わりません。(私の嫌いな「アンニュイ」という言葉で評される雰囲気です。)好き嫌いは分かれるかもしれませんが、これがこの人のある意味「強烈な」個性なのだと思います。本作は、他のアーティストにカバーされるようないわゆるキラーチューンはないものの、どの曲も美メロで何度でも聴きたくなります。
ジャケットは 男女の恋愛を野球になぞらえたA1をテーマにしているのでしょうか、球場のロッカールームらしく、ロッカーの上の方にグローブとボールが見えます。裏ジャケでは女性の手が絡みついていて、エロティシズムを感じさせます。(バリバリの体育会系野球部が見たら怒りそうです)

<ギターの聴きどころ>

A1はいきなり粘っこいDavid Spinozzaのギターから始まり、磨きのかかったWhisper Voiceで歌い始めます。曲の中盤以降のオブリもBluesyです。とても野球をモチーフにしているとは思えない・・・
優しさが感じられるA2や、 ムーディーなB3ではアコギも弾き、哀愁漂うB2では渋いバッキングを聴かせます。Spinozzaのオールマイティーさゆえに、どれも歌心溢れるプレイながら、同じ人が弾いているようには聴こえません。(Carltonもオールマイティーですが、どのプレイを聴いてもCarltonであることがわかります。)
A3は、唯一Groove感がある曲です。サビでのHugh McCracken, Rick Zunigarのリズムギターのコンビネーションが見事です。
そしてGaleです。David Sanbornでも有名なA4は、繊細なヴォーカルに、いつもより哀感を増したGale節が絡んでいきます。
タイトル曲のB1では、珍しいオクターブ奏法からスタートし、全体的に無機質さを感じさせるムードの中で、Galeの泣きのプレイがヒューマンな印象を与えています。ラストのB4では、転調が多い中でいつものワンパターンプレイで押し切り、最後を締めくくります。曲調の異なる3曲ですが、どれを聴いても一発でGaleとわかる個性の強さです。

以下はスタジオ内の妄想です(フィクションです)
Gale : (Franksに) おいニイちゃん、声小さいな。顔も青白いし、肉食ってる?
Franks :いえ、自分ベジタリアンなんで(ボソボソ)←これは本当です
Gale : それじゃあ元気出ねえぜ!!まあいいや、今度飲みに行こうぜ!
Franks:すんません、自分酒やらないんで(ボソボソ)←これも本当です
Gale: (つまらん奴だな)そうか・・・

Franks :(Tommy LiPumaに)あの怖そうな人のギター、生音デカすぎるんですよね・・
     自分のヴォーカル聞こえてます?(ボソボソ)
LiPuma : (Super400は)18インチあるからね。大丈夫大丈夫、マイクの感度上げてるから!
      心配だったら、別のギター呼ぶよ!板一枚のギター(テレキャス)だから響かないよ!
ということでSpinozzaが呼ばれたのです。(フィクションです、ファンの方、すみません)
そして、その後Galeとの共演はありませんでした・・・・

こういう悪ふざけの与太話を書くところが私の One Bad Habitなのです・・・(治りませんが)









Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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