Michele Pillar / I Hear Angels Calling (2006) – Larry Carlton

ヴォーカルとアコギ中心のクリスマスソング集です。

1. Silent Night
2. Song Of Mary (Holy Is The Lord)
3. O, Holy Night
4. Let It Snow
5. I Hear Angels Calling
6. Hark! The Herald Angels Sing
7. Do You Hear What I Hear
8. Away In A Manger
9. O Come, O Come, Emmanuel
10. Song Of Mary (Holy Is The Lord) Instrumental



'06年のクリスマスアルバムです。当時の夫君であるCarltonのプロデュースで当時Fourplayの仲間だったHarvey MasonやNathan Eastも参加して録音されています。リリースもCartonの335 Records からです。結婚前のLook Who Loves You Now(Emotion Wound Us So が入っているアルバムです)、結婚後のCristmas At My House や The Gift(Beatlesの今日の誓いを歌ってます)などこれまでも二人の共演はありましたが、本作はその集大成ともいえるアルバムだと思っています。それらのアルバムよりさらに円熟したヴォーカルは、清澄感がある一方、クリスマスソングでありながらも官能美すら感じられます。
Pillarは敬虔なクリスチャンなのでしょうか、Carltonとの離婚後にもChristian MusicのCDをリリースしており(未聴です)、慈善活動なども行っているようです。


<ギターの聴きどころ>

Pillar 名義ではありますが、ギターインスト4(1,4,8,10)曲含め、Carltonのギターが大フューチャーされています。
1のインストでは、おそらく335のセンターポジションの歯切れの良いサウンドでお馴染みのメロディをフェイクしてスタートします。フロントを使わずに甘すぎないようにしているのかもしれません。以降の曲では、これまた愛用のValley Artsのアコギでプレイしていると思われます。
3ではヴォーカルに寄り添うようなバッキング、4のよく歌うプレイ。バンドによる5ではアコギのオブリ、7ではバッキングに続いて短いながら美しいソロが入ります。8.10はソロです。どの曲でも、ナチュラルなサウンドであるため、フィンガリング、ピッキングのニュアンスまで聞き取れる鮮明さです。
ここから、Four Hands Heart & Christmas のコンセプトに発展していったのだと思われます。
それにしても、Valley Arts 00-245 (違ってたらごめんなさい)、ボディが小さい割によく響き、さすがCarltonが選んだギターですね!、Larry Carltonモデルとして市販されていたような気がしますが、楽器店などで、実物をみたことがありません。サンタさん、クリスマスプレゼントで下さい!(あと3日のうちに家に煙突を作らないと!)
Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

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