Paul Kelly / Stand On The Positive Side (1977) – David T. Walker, Ray Parker Jr.

目立つプレイは少ないですがバンド一体となったGrooveの一端を担っています。

A1. To The Bone, Get It On
 2. (Loving You) Ain't Nothing Better
 3. Bathin' In Love Waters
 4. Feeling Good All Over

 
B1. The Fat Lady That Bumped Me Down
 2. Feather In The Wind
 3. Hallelujah, Glory Hallelujah
 4. Stand On The Positive Side Of Life
 5. God Can
 


 
Paul Kellyの'77年の作品です。Miami出身のライター&シンガーで一般的な知名度はそれほどではありませんが、Soulマニアの間での評価は高く、”U.S.Black Disk Guide”では、半ページを使って紹介されています。(Sam Deesですら1/4ページなのに!)'70年代から'90年代まで6枚のアルバムを残しており、本作は5枚目となります。Gene Pageとの共同プロデュース、その人脈での豪華なセッションミュージシャンをバックに録音されています。
本作も、裏ジャケにDavid T.やRay Parkerの名前を発見し、’00年代の半ばに購入しました。2000円ぐらいしましたが、二人の他にもGadsonや¥Wilton Felderが名を連ねており、奮発しました。

<ギターの聴きどころ>

各曲でDavid T.とRay Parkerのコンビネーションバッキングが聴けます。基本的にはRPがカッティングなどのリズムギターを、David T.がフリーなリフやオブリを担当しています。どの曲でも決して目立つプレイではなく、ソロもRay Parker Jr.がA1でファズサウンドでプレイしている他にはないので、ギター面で期待すると肩透かしかもしれません。しかし、アップでもスロウでもバンド一体となってGrooveを作っています。
サウンド的には、RPはいつもほどペケペケしておらず、逆にDavid T.はいつもより硬質なトーンですが、それぞれの持ち味は存分に発揮されています。
最近はサブスクにもあるようなので、Soulファンの方も、David T.ファンの方も、RPのファンの方もぜひ聴いてください。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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