The Hues Corporation – Love Corporation (1975) - Larry Carlton

Lead Guitarに期待するとはぐらかされます。

A1. One Good Night Together
 2. Follow The Spirit
 3. Long Road
 4. Gold Rush
 5. He's My Home

B1. When You Look Down The Road
 2. You Showed Me What Love Is
 3. Love Corporation
 4. Sing To Your Song
 5. Soul Sailin'


 
 The Hues Corporation'75年の3rdです。西海岸の男女混成3人組で本作リリース前に"Rock the Boat"のシングルが200万枚売れたと言うことで、本作はクルセのメンバーやDavid Paich, Michael Omartian(key),Ernie Watts, Tom Scott(Sax)など、豪華なメンバーで録音されています。自分はCarlton目当で買いました。肝心のヴォーカルの方も、粘りとバネのあるリード、グループとしてのコーラスワークなど決して悪くないのですが、曲がポップすぎるためかゴリゴリのSoulファンからの受けはイマイチのようで、80年のリリースが最後となってしまったようです。
本作、90年の半ばに1stとともに新宿のUnionで買いましたが、2枚とも500円ぐらいでした。比較的よく見かけた盤でしたが、最近は少し値段が上がってきているようです。

<ギターの聴きどころ>

ギターはCarltonとBen Benayです。裏ジャケによるとCarltonはLead Guitarのみならず、A4, B1, B4, B5でアレンジも担当しています。あえてLeadと書かれているぐらいですから相当フューチャーされていることを期待し針を落とします。
A1~A4、左右の2本のギターによる曲に合った的確なバッキングが聴こえます、A1の左のオブリなど味わい深いと思うものの、リードと誇張するほどのフレーズは出てきません。
スロウのA5では、イントロから2本のギターが控えめながらコンビネーションでフェイザーがかかったサウンドで甘く奏でます。(右の方はテロリロフレーズも)
BluesyなB1は左のワウのバッキングに乗った右のダブルストップのシンプルなフレーズがいい感じです。2コーラス目からはチョーキング多用のオブリが入ってきて、エンディングに向けたコールアンドレスポンスなどようやくCarltonらしいプレイが出てきます。(エフェクト邪魔ですが)
B2,タイトル曲のB3もギター自体は控えめです。
B4、ラストのB5は左右からフリーで味わい深いバッキングが聴こえます。
自らのアレンジでも必要以上に弾かないところにCarltonがアレンジャーとしての優れたバランス感覚の証であり、それを楽しむべきなのかもしれませんが、Lead Guitarの表記に期待すると肩透かしに感じます。 Carltonのプレイだけが聴きたい、という人は買わない方がいいkもです。1stにもCarltonはクレジットされています。2ndにはクレジットありませんが、ギターの出番は3枚のうち最も多く、Carltonのプレイのような気もしますが自信がありません。(David T.も1曲参加?)興味がある方、聴いてご判断をいただければと思います。







Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡    
お酒のお供度♡♡♡♡

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