吉田 美奈子 / Monochrome (1980) – 松木恒秀

松木さんのギターがふんだんに聴ける名盤!

A1. Tornado
 2. Rainy Day
 3. Black Moon
 4. Sunset
B1. Airport
 2. Mirage
 3. Midnight Driver
 4. Afternoon 
このLPも松木さんがギターで入っているということで、聴き始めました。針を下ろした途端、地響きのような音が聞こえ、当時は築ン十年というボロアパートに住んでいたにもかかわらず、それなりに重いアンプやスピーカーを持ち込んでいたのでとうとう壁や床が崩壊したかとビビりましたが、そういうアレンジでした。(ちなみに安いヘッドフォンやラジカセではこの重低音は聞こえませんでした。友人ともこの音が聞こえるか否かで自分のオーディオ機器の優劣を争っていたりしました)前作はDavid T.が入っているとの理由で、まずそちらを聴いたところ、全体的に散漫な気がして今ひとつしっくりこなかった記憶がありますが、本作は一切駄作がありません。楽器数は少なくシンプルな構成(松木さん、岡沢さん、渡嘉敷さん+吉田さん)であり、一聴すると地味な印象を受けますが、曲の良さ、アレンジの良さ、演奏の良さ、歌の良さ、そして全体の調和が素晴らしく、聴けば聴くほど引き込まれていきます。参加ミュージシャンの名前から入るという、主役には失礼な買い物でしたが、きっかけはともかく、今となっては吉田さんのアルバムの中で一番のお気に入りです。しかし、吉田さんのアルバムは中古でも値段が高かった・・・見つからない、ということはないのですが、いつも店の中で財布の中身を眺めながら、他の安いレコードを5枚買うか、吉田さんのを1枚買うか悩んでいました。決して高かったから聞き込んでいるわけではありません。為念。

<聴きどころ>

松木さんのギターがふんだんに聴ける数少ないLPです。決して弾きまくっているということは当然なく、要所要所でツボを押さえた歌心のあるプレイがアルバムを通して、(しかも左右のチャンネルから)聴けるという意味です。A2 では、David T.的なハンマリングオンとプリングオフ、ダブルストップ、Wah Wah Watson 的なスライドを交えた効果音が左右で入り混じり雰囲気を作っています。 続くA3では、重みのあるカッティングとRay Parker 的な単音リフがグルーブを作っています。ゴスペル的なA4は圧巻で、曲の盛り上がりに合わせ、いつになく熱い松木さんが聴けます。B3では、あまりないオーバードライブサウンドでのソロも。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡       

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