大地真央 ‎/ Lost Love (1981) – 松木恒秀

タカラジェンヌのオールディーズカバーです。

A1. あなたはティーン・エイジ・ガール
 2. Judy Judy Judy (Johnny Tillotson)
 3. To Know Him Is To Love Him (Teddy Bears)
 4. Baby It's You (The Shirelles)
 5. Stand By Me (Ben E. King)

B1. It's My Party (Lesley Gore)
 2. I Love How You Love Me (The Paris Sisters)
 3. I'm Sorry (Brenda Lee)
 4. Summer Kisses Winter Tears (ElvisPresley)
 5. パーティーはおしまい





大地真央さんの'81年作品です。宝塚歌劇団在籍時のリリースで、当時は男役No.2だったということで、ジャケットの写真もショートヘアーです。(高層ビルの黄昏を背景にしていておしゃれです)A1,B5のオリジナル2曲を除いて、50年代・60年代のオールディーズのカバーのようです。(曲名の後にオリジナルをカッコ書きしました)
バックは、渡嘉敷祐一(ds)、岡沢章(b)、富樫春夫(key)からなる松木恒秀スーパーバンドで、Jake H. ConceptionがSaxでB3などいいプレイを聴かせます。松木さんはギターだけではなく、全曲アレンジも担当しており、オリジナルの面影を残しつつ、現代風にリメイクしています。本作はなぜか下北UnionのJapanese Jazzに置いてあり、大地真央さんのことは宝塚の出身というぐらいの認識しかありませんでしたが、松木さんの名前を見て購入しました。


<ギターの聴きどころ>

A1は時代を反映したようなシンセのイントロから始まりつつも、オールディーズ風味のあるポップな曲で、ヴォーカルの合間のリフから、カッティングに移行します。カッティングはシングルコイルっぽい音ですがなんのギターでしょうか?この頃はRickenbackerも使っていた、と言っていたのでそれでしょうか?
A2はチューニングの合わないAMラジオのような雰囲気から松木節が流れ、トロピカルな曲調にオルガンとのコンビネーションをとりながら自由なバッキングプレイです。エンディングに向けての指引きのいつもの音、もっと聴きたいところです。
ロッカバラード風のA3は6連のアルペジオです。
BeatlesもやっているA4は、スライドも交えたいつものバッキング(左)に加え、間奏ではそれらしいリフが聴けます。
超有名なBen E.KingのA5では、最初聴いた時に感じたギターの違和感は、通常2拍4拍であるところ、あえて4拍を抜いているからでした。
オルガンがGroovyなB1でもスライド、カッティングを交えたバッキングです。ハンドクラップがゴスペル的な盛り上がりです。
波の音?から始まるB2では、左のコード刻みと、センターのコーラスのかかったサウンドでの絶妙なオブリ多重録音です。
Rhodesが美しいB3では、Jazzyなコードの刻みでヴォーカルと乾いた音色のサックスを支えます。
B4では指弾きのパーカッシブかつメロディアスなギターが印象的です。(最初聴いた時にはJohnny "Guitar" Watsonかと思いました。)曲を通したヴォーカルとのコール&レスポンスが見事なのですが、大地真央さんのヴォーカルが端正すぎて、ギターの盛り上がりと少しバランスが取れない気もします。左のバッキングもいい味です。プレスリーの原曲を知らないので、Bill WithersのAin't No Sunshineにメロディーが似ていると感じました
B5でグラスが割れてパーティーが終わります。本作での大地さんのヴォーカルは声量もあり健康的で活力がみなぎっている感じで、アドリブやフェイクはなく譜面に忠実に歌っている印象を受けました。繊細さや色っぽさというよりは、元気の良さが感じられる歌声でした。
Emotional度♡♡♡♡ B4の指弾き熱いです。
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

Johnny “Guitar” Watsonはこの人です。私のユーザーネームdomon@Guitarもこの人にあやかっております

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