アン・ルイス / 恋のブギウギトレイン (1979) – 松木恒秀

プレイヤーズのリズム隊です。

A. 恋のブギ・ウギ・トレイン

B. 愛・イッツ・マイ・ライフ
 
 

 
 


アン・ルイスさんの'79年のEP盤です。吉田美奈子さん作詞、山下達郎さん作編曲で、当時流行りのディスコを意識した曲調です。
本作は松木さん参加作をネットで検索、Music Avenue様の記事で発見、同年のLP”Pink Pussycat”と合わせて、2012年に渋谷のレコファンで購入しました。アンルイスさんというと、松崎しげるさんものちにカバーした「グッバイマイラブ」と、少し時代が飛んでバブル期にカラオケで女子が歌う「六本木心中」や「Woman」しか知りませんでしたが、松木さん参加作まであったとは!Musuc Avenue様には感謝です。数年後には、シティポップブームとともに(松木さん人気とともに?)両方とも値段が跳ね上がりましたが、当時はそれぞれ1000円、500円ぐらいだったと記憶します。シングル盤には歌詞の記載しかなく、Music Avenue様の記事に参加ミュージシャンなどが詳しく記載されていて、これまた感謝です。

<ギターの聴きどころ>

汽車の運転音を模倣したエフェクト音に続き、タムのフィルインから曲がスタートします。達郎さん作とすぐわかるキャッチーでゴージャスな曲調、松木さんは左からハムのフロントと思われるサウンドで控えめながらヒネリのあるリズムでミュート気味にカッティングします。松木さんの16のカッティングはこの曲のように定石通りでないパターンも多く、この曲も岡沢さん、渡嘉敷さんとともに、単調になりがちなディスコのリズムにそれによって独特のGrooveを生み出しています。
B面はメロウなミディアムスロウで、同じ作者、プレイヤーです。ここではダブルストップ中心の松木バッキングで、ところどころ差し挟むBluesyなオブリがいい味を出しています。この曲でも、岡沢さん・渡嘉敷さんと一体になったGrooveが生きています。なお、ディストーションサウンドのソロは椎名和夫さんとのことです。
英語バージョンもあるようですが、見たことがありません。常識的な価格であれば見つけたら聴いてみたいと思っています。



Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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