Bayside Cruising Collection / Bayside Freeway (1990) -Eric Gale

参加ミュージシャンの情報お持ちの方は教えてください。

1. Theme From Mahogany
2. What's Goin' On
3. Lately
4. Still
5. My Girl
6. Having A Party
7. The Dock Of The Bay
8. Ooh Baby Baby
9. Always




Bayside Cruising Collectionと題された'90年の作品です。’60〜'80年代のSoulのカバーがシリーズで3枚同時発売されており、Vol1の本作は”Bayside Freeway”のサブタイトルがついています。(ちなみにVol2は”Moments Of Love”、Vol3は”Endless Passage”です)。'10年ごろ町田ブックオフのJazz250円均一棚で3枚まとめて買いました。歌ジャケには曲名のみ、インナーには曲名と作者、シリーズ3枚の宣伝のみが書かれておりクレジットはありませんが、私が買った3枚のうち、Vol2にはがついており「ジョーサンプル、エリックゲイルなどL.A.の一流Musicianが奏でるConfortableミュージック」と書かれています。日本ではこの頃から"Norwegian Wood"(Beatles)や"真夏の果実"(J-POP)、A.S.A.P.(ユーミン)など、 海外のミュージシャンによるカバーが人気を博しており、その流れで制作されたものと思われます。当時のジャパンマネー恐るべし!東芝EMI、定価は3,000円だったようです。当時、ギターマガジン、JazzLifeやAdlibなどの音楽雑誌で取り上げられた記憶もなく、存在すら知りませんでした。オリジナルについての記載、参加ミュージシャンについての詳細なクレジットもないことから音楽好きに向けた作品というよりは、時はバブル真只中、そういう人たちに向けた下心実現のためのオシャレCDだったのではと推察しております。帯には「オフタイムのサウンドナビゲーター」「流れる風景をスクリーンに、Sweet Soul Musicがバックグラウンド。そして彼の車が指定席。」と書かれていますので!!こんな恥ずかしいキャッチコピーがまかり通った時代でした・・・。

<ギターの聴きどころ>

聴いたところ、Galeは、1にアコギ、5にエレクトリックで参加していると思われます。
日本ではインスタントコーヒーのCMに使われていたDiana Rossの1、哀愁漂う金属音が響きます。Sax(GWJでしょうか?)のテーマを引き継いでソロに入ります。アタックが強く、決して滑らかではないフレーズ、エレクトリックほどのサステインはありませんが明かにGale節です。
Tempsの大ヒットの5、冒頭でブツ切れ&ロングトーンのフレーズで力強く奏でます。ここだけ聴いたらMy Girlとは思えませんが、お決まりのリフが続き、Galeによるテーマが始まります。
しかし、そこはGale、メロディをなぞるようなことはせず、独自のアドリブを加えて躍動感を高めています。(そもそもDavid Ruffinが譜面通り歌わないのでこれはこれでいいのではないでしょうか?)惜しむらくはサウンドで、この頃はアンプを使わないライン録りだったようでサウンドに奥行きがなく、持ち味のニュアンス表現が少し損なわれているのではと感じました。
Galeは長らくNew Yorkerだったのですが、晩年はL.A.を拠点としていたことからの参加と思われます。
Galeの参加はこの2曲のみですが、クレジットがないので確証はないものの9の泣きのギターはMichael Landau(あるいはRobben Ford?)と思われ、また4、7のピアノはJoe Sampleではないでしょうか?変なキャッチコピー載せないでミュージシャンを載せろ!まあ、当時このCDをかけていた運転席の♂は助手席の♀に「麗しのMy Girl、このギターはGaleだぜ!Bluesyだろ!」などと熱く語ったりはしないと思いますが。(ちなみに私は参加ミュージシャンを語るタイプで、今でも家族や友人にうざがられます・・・)
各曲とも、聴きごたえある内容であり、いずれにしろ、すごい顔ぶれが集まってそうです。参加ミュージシャンの情報お持ちの方はVol2,Vol3と併せ教えてください。(なお、聴いた限りではVol2,Vol3にはGaleは不参加のようです)



Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ Galeのギター!
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

Amazonに中古があります。(画像はありません。もはや下心もありません。)

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