Freddie Hubbard, Stanley Turrentine With Ron Carter, Herbie Hancock, Jack DeJohnette, Eric Gale – In Concert Volume One (1974)
鬼気迫るインタープレイの連続ですが、GaleはA1でのバッキングのみでした。
A1. Povo B1. Gibraltar Freddie HubbardとStanley Turrentine の双頭ユニットによるライブ盤で、73年の録音、'74年リリースです。タイトルに記載されている通り物凄いメンバーが集結しており、それぞれ熱いプレイを披露しています。1曲が長くなり、片面に1曲づつ、両面合わせて2曲しか収録されていないのも頷けます。 本作もUnionのエサ箱から'03年頃同じシリーズのVol2とともに発掘しました。購入の動機はもちろんGaleの参加ですが、メンバーそれぞれのリーダー作はすでに集め始めており(Jack DeJohnette以外)気に入って聴いていたのですが、誰がリーダーを務めてもおかしくない面子、集結してどんな音になるのか興味津々で、値段も2枚合わせても1000円未満、急ぎレジに向かいました。
<ギターの聴きどころ>
ギタリストはGale一人、裏ジャケにも愛機のSuper400を抱えている姿があり、全編での活躍を期待しましたが、結論を先に言うとバッキングのみです。しかも聴いたところA1のみのようです しかし、A1ではバッキングのみとはいえ、しっかり存在感を発揮しています。 Hancockのメロウなエレピのイントロからスタートし、Ron Carterのベース(裏ジャケの写真ではウッドベースですがエレベの音に聴こえます。Vol2の写真でもウッドベースで、線が出ているので電化している?)に続いて、左からGaleがいつものザクザクカッティングで入ってきて、ドラムがビートを刻み始めるとそのグルーブに乗り、ますます切れ味が鋭くなってきています。主役の二人のホーンのプレイに入ると右のHancockもエフェクトなどを使いながらバッキングに回るのですが、Galeはうまく被らないようにフレーズを選びながら、ダブルストップや単音、トリルなどのオブリもさりげなく入れており、リズムや曲調の変化にも的確に対応しています。 B1ではGaleの参加が確認できませんでした。なぜ?急にトイレに行きたくなった? 2曲のみ、長尺の中の鬼気迫るインタープレイ、大きな音量で聴くと迫力ありますが、飲みながら聴く音楽でもギターをダラダラ弾きながら聴く音楽でもなく、割とターンテーブルに乗る機会は多くありませんが、時々妙に聴きたくなる時がある不思議な盤です。(テンション上がります)なお、このシリーズは先述の通りVol2もあり、そちらにもGaleが参加しています。併せて聴いて見てください。
Emotional度 | ♡♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡ |
お酒のお供度 | ♡♡♡ |
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