Kenny Burrell / Have Yourself A Soulful Little Christmas (1966)

大人のクリスマスを演出するBluesyなギターです。

A1. The Little Drummer Boy
 2. Have Yourself A Merry Little Christmas
 3. My Favorite Things
 4. Away In A Manger
 5. Mary's Little Boy Chile
 6. White Christmas

 
B1. God Rest Ye Merry Gentlemen
 2. The Christmas Song
 3. Go Where I Send Thee
 4. Silent Night
 5. Twelve Days Of Christmas
 6. Merry Christmas Baby
 


 
Kenny Burrellの'66年の作品です。Soulなどではソロ、グループいずれも結構な数のクリスマスアルバムがあるのですが、Jazz、とりわけギターでは数少ない中の1枚です。Esmond Edwardsのプロデュース、Richard Evansによりホーンやストリングスを豪華に使った定アレンジが施されています。個人的にはオーバーアレンジと感じるところもあり、ドラム、ベース、ピアノ(あるいはオルガン)だけのバックの方がよかった気もします。Jazzとポピュラーミュージックの境目が曖昧だった時代の産物なのでしょうか。
10年ほど前の夏頃、ユニオンJazzの安箱から購入しました。

<ギターの聴きどころ>

名作、"Midnight Blue"のイメージが強いためか、クールでBluesyと評されることが多いBurrell、A3やB6ではBlues Fellingを存分に発揮しています。(B4のきよしこの夜ですらソロ部分ではマイナーペンタも交えたBluesyなソロが聴けます。きよしまえかわのヴォーカルのようです)一方で、A2やA6,B2などではもう一つの持ち味である暖かさや優しさを感じさせるプレイです。また、本作ではいつにない熱さを感じさせるプレイもあります。オーケストラに対抗するためアンプのヴォリュームをかなり上げているのか、A1やA3のソロはじめかなりドライブしたサウンドです。A4やA5はアンプラグドです。
裏ジャケのフルアコは175でもトンガリの400でもなく、D'Angelicoでしょうか?
クリスマスの定番曲が収録されていますが、みんなで楽しく聞くというよりは、夜中にグラスを片手にゆっくりと聴くアルバムかと思います。素敵なイブをお過ごしください。



Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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