Larry Carlton / Eight Times Up (1982)

祝来日!!今から楽しみです。

 A1. Strikes Twice
  2. Salud
  3. Blues Bird 


 B1. Black And White
  2. Upper Kern
  3. House On The Hill
 










Carltonが6月に来日公演するとの情報が入りました。今まで、ことごとく行く機会を逸してしまったので今度こそは生Carltonを聴きに行きます。早速予約しました。
と言うことで来日を祝しまして、'82年の日本でのライブ盤です。'79年の来日公演も同じ郵便貯金ホールで行われ、"Mr. 335 Live In Japan"としてリリースされており、続けてのライブ盤作成、当時の日本での人気の高さが窺われます。裏ジャケに写真付きで記載の気心の知れたメンバーと共に、スタジオ盤からの曲(A1,A3,B2)、本作だけに収録されている曲(A2,B1,B3)取り混ぜて、観客と一体となった熱いライブの様子が収められています。(でも、冒頭の女性のイントロダクション「ミスターサンサンゴ!」は今聞くとちょっと恥ずかしいですが。A2が始まるまえのCarltonの照れくさそうなコンバンハ!も)
リアルタイムでは聴いておらず、'80年代終わり頃に中古で購入しました。Fusionブームが去ったとはいえ、CD再発される前で、2000円ぐらいしました。数年後にCDが出て、値段ダダ下がりになり悔しかった記憶があります。私が買った盤は傷やノイズが多いので、その時にもう1枚買っておけば良かったと後悔しています。最近あまり見ないので。




<ギターの聴きどころ>

この頃は335+Boogie(ハードウッドが木目好きとしてはたまりません)の組み合わせにより、Carltonの演奏歴上ドライブが最も深い時期(Blues-RockアルバムのRenegade Gentleman除く)で、レパートリーもドライブサウンドを活かした勢いを感じさせる曲が大半です。しかしながら音が潰れることはなく、Carltonの持ち味の一つであるピッキングの強弱によるサウンドの変化は十分に感じ取れます(A3などその典型例です。実際にはヴォリュームペダルによるドライブ量調整とピッキングコントロールを併用しているかも知れませんが)フィンガリングの滑らかさ、つなぎの上手さによる流れるようなフレーズもどの曲でも聴くことができます。ただ、初めてきいた時は、(日本の)ギターファンに向けたアピールやサービスが過剰で、B3ではワウサウンドまで飛び出し、受けそうな曲を選んで演奏している(あるいは編集時に受けそうな曲を選曲してレコードにした?)印象を受けました。!当時はBluesやSoulに傾いており、より円熟したCarltonの作品を聴いていたせいかもしれません。エレキギターを始めたばかりの頃にリアルタイムで聴いていれば、もっとどハマりしたと思います。とはいえ、この作品でしか聴けない曲もあり、ちょっと違和感を感じつつも結構繰り返した1枚です。
6月のライブ前の予習に、本作含め、リーダー作、参加作含めておさらいしたいと思います。どんな選曲でどんなサウンドなのか楽しみで仕方ありません。ギターも長年連れ添った335ではなく、自身の監修したSireをシレッと使うのでしょうか?(シレではなく、サイアーと読むようですね。毎々🐌くだらない駄洒落ですみません)

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
お酒のお供度♡♡♡♡

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