Margie Joseph / Feeling My Way (1978) – David T. Walker

物凄い密度の濃さで、David T. ファンの方必聴です!!

A1. I Feel His Love Getting Stronger
 2. Come On Back To Me Lover
 3. You Turned Me On To Love
 4. I Love Talking 'Bout Baby
 5. He Came Into My Life

 
B1. Picture Of A Clown
 2. How Will I Know
 3. Love Takes Tears
 4. All Good-Bye's Aren't Gone
 5. Discover Me (And You Will Discover You)




 
 
Margie Josephの'78年の作品です。以前紹介した" Margie Joseph","Margie"同様、Atlanticからのリリースですが、プロデュースはAriff Mardinからjohnny Brsitolへ、そのBristol人脈でバックはN.Y.勢から西海岸勢へ変わっています。ギターのメインもその流れの中で DupreeからDavid T.に変わっています。内容的にも、Johnny Bristol作曲(自身の"Bristol Cream"からも3曲カバーが入っています)、プロデュースのせいもあり、かなりMellow路線へ変わっており、泥臭さや熱さは薄れています。サウンドや曲調は異なりますがどちらもMargieは歌いこなしているので甲乙つけ難い魅力があります。(サウンドの変化やDupreeとDavid T.のプレイの聴き比べも楽しい1)
本作も新宿ユニオンでの裏ジャケ買いでGetしました。David T.、Gadson,James Jamerson Jr.の名前があり、Margieの良さは前二作で知っており、Johnny Bristolのメロウ路線も気に入っていたので、1800円ぐらいしましたが買わないわけにはいきません。速攻でレジに向かいました。








<ギターの聴きどころ>

裏ジャケには詳細なクレジットがあり、ギターはDavid T.の他にmElectric Ad-libs & RhythmとしてDavid Williams がA3,A4,B2,B5に、Electric Phaser RhythmとしてAl McKayがA3,A4,B2,B5に、Electric Phaser, Wah-wahとしてLee RitenourがA1,B3,B4に参加しています。これは豪華!!
David T.は、Electric Ad-libs & Solos と書かれており、特定の参加曲の記載がありませんが、全曲に参加しています。
どの曲も他のギタリストとのコンビネーションで、各ギタリストがある程度パターン化されたプレイをするのに対し、David T.は記載通りアドリブとソロを担当し、他のギタリストと被らないようなタイミングとフレーズで応酬しています、しかし、ヴォーカルを邪魔することは決してなく、しかも絶妙に曲にマッチしています。瞬時に最適なフレーズを繰り出す引き出しの多さと瞬発力、センスはDavid T.ならではです。長年の相棒Byrdland一本、ピックアップはセンターのみ、エフェクトを一切使わず、両手のタッチだけで様々な表情を持つサウンドも見事と言う他ありません。
Margie作への参加が本作だけであることは残念ですが、全10曲、どれもハズレ曲、ハズレプレイはなく、Light & Mellowなどという言葉では括れない物凄い密度の濃さです。David T.ファンの方は、是非聴いてください。
自分の持っているLPは傷、ノイズが多いので、見つけたらもう1枚買います!!




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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