Larry Carlton / Greatest Hits Rerecorded Volume One (2007)
Happy Birthday!いつまでもお元気で!そろそろVol2以降もお願いします(笑)
1. All In Good Time(On Solid Ground) 2. Room 335 (Larry Carlton) 3. Smiles And Smiles To Go (Alone/But Never Alone) 4. Hello Tomorrow (Discovery) 5. High Steppin' (Alone/But Never Alone) 6. Kid Gloves (Kid Gloves) 7. RCM(Renegade Gentleman) 8. Red Hot Poker(Renegade Gentleman) 9. Terry T.(Kid Gloves) 今日2日はCarltonの誕生日です。お祝いで'07年の作品を紹介させてください。タイトル通り自身のヒット作を再録音したもので、自身のレーベルとして創設した335recordsからの第一弾としてリリースされました。長い間音楽業界で活躍したCarlton,膨大な数のセッションはもちろん、この時期までソロアルバムもライブ盤を含めて20枚を数え、いろんな時期の楽曲を満遍なく散りばめるのかと思いきや、1枚のアルバムから2曲選ぶなど、割と偏った?選曲になっています(曲名の後ろにカッコ書きしました)。不勉強でシングル盤のリリースやそれぞれの曲のセールス状況は把握していませんが、Greatest Hitsの名前の通り、ヒット曲を集めたのでしょうか? 5人のみのシンプルな編成で、無駄のない新しいアレンジと卓越した演奏力で完成度の高い作品に仕上がっており、懐かしさだけではなく、新鮮さも感じられました。 '07年のリリースでしたが、当時の仕事の忙しさから少し遅れて翌年に購入した記憶があります。
<ギターの聴きどころ>
各曲とも、年齢と更なる経験を重ねて円熟したプレイが聴けます。 1,2とも歪みやリバーブを抑えたよりナチュラルなサウンで、ヒューマンなタッチが活きています。若さと勢いは若干薄れたかもしれませんが、酸いも甘いも噛み分けた機微が加わったプレイ、むしろこちらの方が好みにさえ感じます。(今聴くと、私自身も歳をとったせいか尚更そう思います) 3〜6まではアコギでのプレイが続きます。楽器の特性上エレクトリックと比べてサスティーンはあまりありませんが、爽やかでキャッチーな3や6、メロウな4、Bluesyな5,どれも抜群の表現力です。 7と8は、Carltonの作品の中で最も聴いた頻度が少ないBlues Rock盤の”Renegade Gentleman”からです。やや抑えめなアレンジとディストーションですが、この2曲は飛ばしてしまいやはりあまり聴いていません・・・個人的には”Sleepwalk”や”Friends”からの曲が聴きたかったのですが! ラストは、美しいスロウで締めてくれました。原曲の使用ギターはジャケットに写っていた古いL5かと思いますが、この頃は遍歴を経て335に戻ってきてますので335のサウンド、ニュアンス表現が更に行き届いたプレイが聴けます。 昨年も来日して美しいサウンドとプレイを聴かせてくれたCarlton、いつまでもお元気で、ぜひまた来日してください。そして、本編の続編となるVol2、Vol3もそろそろお願いします!
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡♡ |
リンク