Mark Colby / Serpentine Fire (1978) -Eric Gale
A1. Serpentine Fire 2. Daydreamer 3. On And On B1. King Tut 2. Renegade 3. Rainbow Wings Sax奏者、Mark ColbyのBob JamesのレーベルTapann Zeeからの1stリーダー作です。レーベルお抱え的に、Bob James との活動が殆どで、本作もTapann Zee ファミリーのメンバーによるバックアップです。(日本の小室ファミリーやつんくファミリーとは違いますね。)曲によって、テナーとソプラノを使い分けていて、メロディを大事に吹く人のようです。Tapan Zeeの傾向自体がそうなのですが、下手すると酒場のムードミュージックになってしまいそうなところを、バックメンバーも含めたヒューマンな演奏で食い止めているようなのような印象を受けました(難解なB2を除く)。ジャケットも吸殻と口紅だし・・・・でも、こういうジャケットはやはりLPサイズに限ります。嫌煙家からはクレームが来そうですが・・・・。この盤は、町田のUnionのエサ箱でGetしました。新宿の半額以下の値段でした。
<ギターの聴きどころ>
Gale はA面に参加しています。Earth,Wind & FireのA1は、原曲の雰囲気は残しつつも、イントロからのGaleのギターなどで妖しいムードが加えられています。テーマに入るとカッティングや単音ミュート、ユニゾンチョーキングなど、割と自由に弾いています。続くA2.はスロウでオクターブ奏法等を交えながら、情感たっぷりにColbyとコール&レスポンスし、短いながら濡れた音色でのソロを聴かせます。A3.では、スライドによるダブルストップと単音バッキングでスタートし、曲のテンポが変わると、左のSteve Khan の軽やかさとは対照的に、重いカッティングでグルーブを作っています。 すみません、B面は、ギターはSteve Khan がメインですが、殆ど聴いてません。 Galeは、次作 One Good Turn にも1曲だけ参加しており、ここでも情緒溢れるソロを披露しています。
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡ |
リンク
いつの間にか2 on 1が出てますね
これも聴いてください。(拡大されたネジも見てください)