The Players / Wonderful Guys (1980) – 松木恒秀

自分には難解に思える曲もありますが、なんといってもB2!

A1. Second Sight
 2. Wonderful Guy
 3. Touch Of The Rainbow
 4. Slush
 5. Romance

B1. Sirius
 2. Midnight Mellow 
 3. Fascinating Glance
 4. Pearceful Sleep

 
 
The Playersの'80年セカンドです。これまであまりThe Playersに触れてきませんでしたが、ラストのライブ盤含めて7枚全て所有しており(いつもの安レコ買いではなく、結構な値段で買ったものもあります。初めて買った本作もいいお値段でした。)決して聴いていない訳ではございません。卓越した才能と演奏力を持ち合わせたプレイヤーを集めたバンドで、今更私なんぞが拙い解説をするのはおこがましいくらいです。ただ、自分にとっては、あまりに優れているため難解に感じたり、入り込んで聴けない曲があり、全ての作品がお気に入りという訳ではなく、躊躇しておりました。例えば、前身のコルゲンバンドでもアンリ菅野さんのバックでのストレートなプレイならどれも好きなのですが、1stのギャラクシーを初めて聴いた時など、松木さんのプレイが自分が思っていたのと違っていて少し戸惑った記憶があります。変な言い方ですが、持ち味が薄まってしまった気がしました。(何しろ大貫さんの「突然の贈り物」や阿川さんの「New York State Of Mind」、達郎さんの「Candy」を先に聴いてしまったので!)
日本のWetherReportと呼ばれていたなどとCD評にも書かれていますが、WetherReportも自分にはあまり魅力が理解できていないので、自分の音楽に対する知識不足や求めるものの違いと思います。ご容赦ください。
しかし、A2やB2ではそんなことは関係なく、いつもの歌心溢れるプレイで聴き惚れてしまいます。LPのデジタル化以降は気に入った曲ばかり聴いています。("Jack-A-Dandy"や"Space Travel"での岡沢さんのヴォーカル曲もかっこいいです)
出演していた「今夜は最高」もリアルタイムでは見ていませんでしたが、かつてYoutubeで見た限りでは、ゲストの歌伴ではいつもの松木節でした。再放送してくれませんかね!

<ギターの聴きどころ>

A2では大フューチャーされ、タメとツッコミ、ロングトーンと駆け上がりフレーズが同居するいつものソロが聴けます。
待ってましたという感じのSlowのB2でも主役です。ピッキングとフィガリングのニュアンス、空間の使い方が絶妙で、美しいメロディと相俟ってなんとも言えないセクシーなプレイでとろけそうです。エンディングのBluesyなフレーズも曲にハマっています。
A3,A5の美しいSlowでも音数は少ないながら曲を彩るバッキングをしています。(同じSlowでもB3は難しいと感じてしまいます。展開が目まぐるしいA1やA5などはスリリングなのですが、緊張感が逆に自分には合わない気がします。
それぞれの曲に最適なプレイですので、自分の好みで書かせていただきました。
インナーには愛機のES350を弾く写真が出ています、




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ B2、タイトル通りです。
酒のお供度♡♡♡♡

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