Tom Scott And The L.A. Express (1974) – Larry Carlton

初期のCarltonの熱いプレイです。

A1. Bless My Soul
 2. Sneakin' In The Back
 3. King Cobra
 4. Dahomey Dance
 5. Nunya
 
B1. Easy Life
 2. Spindrift
 3. Strut Your Stuff
 4. L.A. Expression
 5. Vertigo



Tom Scott And The L.A. Expressの’74年作品です。Joe SampleやCarltonの参加もあって、当時のCrusadersに通ずるようなJazz Funk中心の内容となっています。Tom Scottはこのアルバムがリリースされた時はまだ26歳、Carole King のFantasyのライブにもソロイストとしてフューチャーされており、早い時期からLAセッションマンとして活躍していたようです。その後は、Galeなど、NY勢とのレコーディングもあり、ソロ作も多数残しています。
まだインターネットがない時代は、雑誌や書籍が主な情報源の一つでしたが、Carltonの参加作品のうち初期の名演として必ずと言っていいほど本作が取り上げられていました。音楽に詳し方々がそこまで推すのなら、ということで中古でもそれなりの値段がしましたが、無理して購入しました。(決して、表裏のジャケットに釣られてジャケ買いしたわけではありません。為念。しかし、今だったらこのジャケットでは発売できないでしょうね・・Youtubeの審査も厳しそうだし)

<聴きどころ>

当時、自分がCarltonのプレイに求めていたものは、繊細な表現力やMellowなサウンド、流れるような美しいフレーズだったので、初めて聴いた時はなぜ皆様方がベタ褒めするのかわからず違和感大でしばらくレコード棚にしまわれたままでした。その後、Crusaders参加時の作品など70年代初期〜中期の参加作を聴くようになって、この作品も愛聴するようになりました。この時26歳のCarltonのプレイは滑らかさや表現力は完成の域には達成していないものの、逆に未完成ゆえのワイルドさや熱さを感じました。遅ればせながら自分がCarltonのこの時の年齢を超えてからその良さがわかった次第です。
A1の逆チョップ奏法とでも言いましょうか、高音弦から低音弦に向けてすくい上げるようなプレイ、その後の演奏では聞くことができません。
続くA2のナチュラルオーバードライブサウンドでの微妙にSAXとずれたユニゾン、ジャケットの上を行く官能的なソロ、妖しさがたまりません、
A3のワウ&ディストーションプレイは、自分的にはToo Muchです。
A4の少し歪んだ音でのバッキングもスライドの部分がセクシーです。
A5では、リフとともに、珍しくコードカッティングを決めています。
B1での幻想的なヴァイオリン奏法や、複音によるソロ、オブリの美しさも見事です。(購入当初もこの曲は気に入りました)
B3,B4はJoe SampleのRhodesの為か、よりCrusadersっぽく感じました。歪みとナチュラルな音を上手く使い分けています。B3のソロはBluesyです。
B5では、珍しく各種エフェクトを多用したサウンドで、こういうところに違和感を感じたのかもしれません。
次作のTom Catでは、ギターがRobben Fordに変わり、全体の雰囲気も変わります。こちらも聴いてみてください。




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡A2とB1です。
酒のお供度♡♡♡

訳あって、ジャケットの一部だけを切り取ってYoutubeにアップしました

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