五輪真弓 / 時をみつめて (1974) – Larry Carlton

既に確立されているバッキングとソロが聴けます。

A1. Mr. Cloudy Sky
 2. Blue Rain
 3. Winter Street
 4. Dancing Boy
 5. The One In My Dream

 
B1. As Time Goes On
 2. Love
 3. Drunken Flower
 4. Hydrangea

 
 


五輪真弓さんの'74年の作品です。CBSソニー傘下に造られた自身のレーベルUMIからの4作目(ライブ盤も含む)にあたります。1972年のデビュー盤はCarole Kingが参加した新人アーティストとしては異例のL.A録音でしたが(五輪さんもその当時「日本のCarole King」と呼ばれたそうです。曲調も歌い方も違う気がしますが)本作もL.A.で、現地のミュージシャンをバックにレコーディングされました。
"青空"は、中古でもなかなかのお値段でしたが、本作は特に傷や汚れがあるわけではないのに'05年頃、Unionでなぜかかなり安く買えた記憶があります。これも、裏ジャケにCarltonの名前を発見しての購入ですが、曲の良さ、詩のドラマ性、歌のうまさは本作でもいうまでもありません。バックも充実です。(本作とは関係ありませんが、ライブ盤ではユーモアも交えたMCも聴かせてくれます)
最近あまり見ませんが見つけたら是非聴いてみてください。





<ギターの聴きどころ>

インナーには個別曲のクレジットがあり、CarltonはA1,A4,A5の3曲に参加しています。(B面にはギターは参加していません)
A1では、アコギ、エレクトリック多重録音でいずれも担当しています。(どっちも左)アコギは前半のアルペジオ、後半のコードの刻みで、
堅実なプレイです。エレクトリックの方は、335と思われるナチュラルトーンで、セレクターをセンターにしつつ若干リアのヴォリュームを絞った(フロントのバランスを高めた)ようなサウンドで、ダブルストップやシングルトーンで、ヴォーカルに応えるような巧みで味わい深いオブリを重ねています。中盤ではモジュレーションサウンド(Wah?)まで飛び出し、 Joni MitchellMinnie Ripertonとのプレイもそうですが、パターン化されていないフレーズの組み合わせ、引き出しの多さを感じさせます。
A4はDanny Kortchmarとのコンビネーションです。右のバッキングがKortchmarで左のドライブサウンドでのオブリやソロがCarltonでしょう。イントロからチョーキングで盛り上げ、Ben Benay(今回はギターは弾いておらず、副業のみのようです)のBluesHarpとともにBluesyなオブリでヴォーカルに絡みます。エンディングのソロでは、荒削りなところも残しつつ、チョーキングから入るフレーズでピッキングの強弱とタメとツッコミで、疾走感のあるプレイです。サウンドも甘さよりも鋭さが目立ちますが、よく歌うドラマチックなソロは既に確立されています。
B5はアコギによる参加ですがアルペジオ主体で、ここでは後年のメロディックなソロプレイを聴くことはできませんでした。
A3はDanny Kortchmarで、シングルミュートやコードの崩しなどで巧みにヴォーカルをバックアップしています。(私はCarole KingやJames Taylorとのプレイを聴いた程度なので、これからいろいろ聴いてみようと思います)
なお、Carltonは、ライブの「本当のことを言えば」にも1曲参加しています。この盤の大村憲司さんのプレイも素晴らしいです。こちらも是非聴いて下さい。







Emotional度♡♡♡♡ A4でのCarton激しいです
Bluesy度♡♡♡♡ A4でのCarlton Bluesyです 
Mellow度♡♡♡♡ A1のCarlton Mellowです
酒のお供度♡♡♡♡

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