Minnie Riperton / Adventures In Paradise (1975) – Larry Carlton

妖艶な天使の歌声とバッキングのお手本ギター

A1. Baby, This Love I Have
 2. Feelin' That Your Feelin's Right
 3. When It Comes Down To It
 4. Minnie's Lament
 5. Love And Its Glory

B1. Adventures In Paradise
 2. Inside My Love
 3. Alone In Brewster Bay
 4. Simple Things
 5. Don't Let Anyone Bring You Down
 
なんだ、このジャケットは?ライオンと美女、松島トモ子か?不謹慎ですみません・・・オヤジネタはさておき、David T. ファンならずとも、誰でも知っているloving Youを含む大ヒット作Perfect Angelに続くMinnie Ripertonの'75年の作品です。前作がStevie Wonderのバックアップであったのに対し、本作ではMinnie自身とご主人、そしてStewart Levineの3人での共同プロデュースで、Stewart Levinem人脈でしょうか、Joe sampleとCarltonが全面参加しています。(Carltonはアレンジと指揮まで担当しています)
セールの面では前作に遠く及びませんが、内容的には甲乙付け難く、Leon Wareの作品を取り上げている所など、自分なんぞはむしろこちらの方が気にいっていて、お酒のお供によく聴きます。Perfect Angelのせいか天使の歌声と評されるMinnieですが、本作ではLeon作であるA1,B2はじめとしてむしろ哀愁と妖艶を感じます。CD復刻されるまでは中々のお値段で、擦り傷他、ぼろジャケのモノを千円ぐらいで買いました。後年、デジタル化する際もノイズ除去ソフトでも消えない大きなクリック音を波形から消したりしていましたが、Perfect Angel とのいかにもバッタもんらしい2 in 1 CD がなんと500円で出ていたので買い直しました(音の悪さは感じませんでした。デジタルの均等性の恩恵でしょうか)

<ギターの聴きどころ>

派手なソロなどは一切ありません。アレンジも担当していたこともあり、それぞれの曲で最適な音を選んでいて、文字通り「伴奏」している感があります。決して出過ぎることがなく、曲を完成に導くセッションギタリストの見本のようなプレイです。A2では、イントロより左右のMellowギターが聴こえてきて、コンビネーションが見事です。A3.では、3本以上の重ねどりで、Carltonには珍しい細かい
リズムカッティングが聴けます。本作では珍しいドライブサウンドによるオブリも。A4.いつものヴォリューム奏法で幻想的なムードを深めます。B面は、盟友のDean Parks(このお方は裏方に徹する人で滅多にソロを弾きません)とのツインバッキングです。左がDean Parks で右がCarltonと思います。B1.はCrusadersのFunk風の曲で、Ray Parker Jrのようなリズムギターです。本作のハイライトであるB2.ではMellowを通り越して官能的とも言えるボーカルと二本のギターの絡みです。B3,B4ではアコギでのバッキングです。ラストの感動的なバラード(安っぽい人生応援ソングになっていない所がグッドです。)で、Joe Sample のピアノとともに、曲を盛り上げます。Minnieのベストアルバムには、ライブ録音の一曲だけDavid T.が参加しているのですが、、Crusaders 繋がりでこの盤にも参加して欲しかったと思うのは贅沢でしょうか?(Leon Wareの曲もあり、Marlena姐さんとの共演以上の名演になったのでは?と勝手に想像してしまいます)

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡むしろ妖艶です
酒のお供度♡♡♡♡♡ 

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