古内東子 ‎– Hourglass (1996) – David T. Walker

思い立ったが吉日。聴きたいと思った時に迷わず買うべし。

 1. いつかきっと
 2. 誰より好きなのに (Album Remix)
 3. ルール
 4. 心を全部くれるまで
 5. かわいくなりたい
 6. おしえてよ
 7. ユラユラ
 8. 置き去りの約束
 9. あの日のふたり (Album Remix)
10. 星空



古内東子さんの’96年の5枚目のCDです。発売前にAd LibにGadsonプロデュース、David T.参加と宣伝記事が載っていましたが、古内さんの曲はそれまでしっかり聴いたことがなく(93年頃、大好きだった朝の子供番組ウゴウゴルーガの合間にCMで流れていたのを聞いた時、いい曲だと思った程度です)、聴いてみたいと思い一度は店頭で手に取ってみるも、持ち前のケチさが頭をもたげ、定価で買うことに迷いが出て、葛藤の末、他に買いたいものがたくさんあったので見送りました。その後も後回しにしているうちにまたしても忘却の彼方に・・・
5年後ぐらいにBook Offで安盤漁りをしていると、古内さんのCDを大量発見し、黄色と青のデザインだったとの記憶が急に蘇り、本作を購入しました。聴いてみると、メロディも美しく、Gadson-David T.参加曲はもちろん、他の曲でのバックの演奏もグルーブ感(それもそのはず、小松さん、佐野さんがリズム隊でした)があり、あの時ケチらずに買っておけばよかったと後悔しました。
教訓;思いったったが吉日。
従いまして、直後に、やはりBook Offの安盤コーナーで、他のCDも5枚ぐらいまとめて購入しました。それでも本作を定価で買うよりも安く、ある意味お得だったですが・・・CMで流れていた曲も「逢いたいから」とわかりました。
ほとんど全てが恋愛をテーマにした曲で、歌詞は私のような野暮天にはToo Muchにも思えましたが、どの作品もメロディが本当に切ない感じで結構ヘビロテしていました。これも飲み会等で後で知ったのですが、知り合いの女子たちにも大人気でした。(David T. のことは、残念ながら誰一人知ってませんでした。)
本作は、最近知ったのですが、数年前にアナログで発売されたみたいですね。いい音楽はでかいジャケットを眺めながら聴きたいという思いもありますが、なんと4000円以上!諦めました。自分で拡大コピーしますかね!
全然ケチが治っておらず、教訓が生きておりません・・・・

<ギターの聴きどころ>

David T.は、Gadsonプロデュースの4曲(4、6、7、8)に参加しています。CDのいいところ(いけないところ?)で、頭からではなく、飛ばして4から聴きました。しっとりとしたミディアムスロウで、David T.のオクターブプレイがイントロから聞こえてきます。その後もGadsonの叩く重いビートの上で、控えめに歌に絡む軽やかなオブリが美しいです。6のスロウでは、暖かく柔らかいサウンドが入ってきて、曲の盛り上がりに合わせた短いソロも(左右)から聴けます。テンポの上がった7では、曲の後半からオブリが入ってきてヴォーカルと並奏したリズミカルなソロが聴けます。再びスロウの8では、頭から曲を彩るオブリを連発し、古内さんの歌の切なさを更に高めていきます。それにしても、この4曲でのGadsonのビートの重さはすごい!。特別なプレイはしていないと思うのですが、ものすごい迫力というか、圧力を感じます。
10では吉川忠英さんが美しいアコギプレイを聴かせてくれます。
佐野さん、小松さんのコンビでのプレイも見事です。20年以上前にJirokichiのセッションで何度か見ましたが、Soul,Funkのカバーをやっていました力強くもキレのあるグルーブが印象的でした。
98年の「魔法の手」にもDavid.Tが参加しています。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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