団しん也 / Recent Memory (1985) – 松木恒秀

総合エンターテイナーが真剣に取り組むスタンダード!

A1. In The Still Of The Night
 2. We're All Alone
 3. Soul Shadows
 4. A Song For You
 5. Night And Day 

B1. This Masquerade
 2. Isn't She Lovely
 3. Share Your World
 4. Just The Way You Are
 5. I Wrote This Song
 
 
コメディアンや司会としての知名度が高い団さんですが、なんと本格的なボーカルアルバムを出しています。'98年ごろだったかと思いますがお茶の水unionのJazzフロアーで、日本人Jazzのコーナーに300円ぐらいで置かれていました。意外!と思いつつ、曲を見ると、スタンダードや'70年代のヒット曲が並んでおり、子供の頃に見たTVのモノマネ番組で歌がうまいという印象があったので、値段の安さもあって興味本位で買いました。(パチンコ玉を鼻の穴に詰めていた印象もあります!)帰って中を見てみると、なんと松木さんの名前が!しかもBassまで弾いてる!プロデューサーのコルゲンさん人脈なのでしょうか、杉本喜代志さん(G)、大仏さん(B)、田中清司さん(Dr)などの錚々たるメンバーにホーンやストリンスまで入っていて、さながらオーケストラのようです。早速針を下ろしてみると、どの曲も、原曲を大事にしながらも現代風にアレンジされたバックの演奏に乗って、団さんの太く甘い声が美しく響いています。後で知ったのですが、元々歌手志望で、コメディアンとして成功した後でも、銀座のクラブ等で歌っていたとのことで、納得です。その後、このLPを数度見ましたが、結構いい値段になっていて、妙に得した気分です。味をしめて、前作?の Dancin' Ya も買ったのですが、モノマネでの歌のうまさは変わりませんが、こちらはおふざけ半分(以上)でした。値段は3倍以上したのに(人間が小さくてすみません・・・)ちなみに、ワタクシ、団さんと誕生日が一緒でした。

<ギターの聴きどころ>

松木さんは、ギターではA1〜A3に参加しています。A1のCole Porter作のスタンダードでは、David T.ばりのダブルストップかかけ上がりフレーズ(1&2弦をトレモロピッキングしながらハイポジションにスライドする例のやつです)を交えた、軽快な曲調に合わせた弾むようなバッキングをしています。CrusadersのA3.のソロでは、オクターブ奏法から入り、アウトフレーズも交えて情感たっぷりのプレイを聴かせてくれます。一音一音のニュアンスをしっかり聴きたいので、深くかかったコーラスのエフェクトは余計な気もしました。A4.以降ではBassを弾いています。いつものメンバーの岡沢さんがなんらかの事情で参加できなかったのでしょうか?どういう経緯かはわかりませんが、上手いです。太いGrooveが基本として、時折Marcus Millerばりにビン、と硬質なスラップのような音も聴かせています。当然ながらタメすぎてはいません。もう一人のギターの杉本さんはバッキングに徹しています。(弘田三枝子さんの作品のように松木さんとの掛け合いがないのが残念ですが、300円で文句を言ってはいけませんね)

Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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