服部克久 / 幸福号出帆 (1980) – 松木恒秀
時には待つことも大事ですね・・・・
A1. 二人だけの海 2. 幸福号出帆 3. ラヴ • ステッピン 4. ニコルス • タンゴ 5. 俺と海と 6. バスケット • ラグ 7.プッチーニのように 8.弦楽四重奏 9.ラヴ • ステッピン (Refrain) B1. セイリング (歌 : スキャンダル) 2. 青い海のプレリュード 3. ひとりごと 4. クール • ストーム 5. オールド • フアッション ダンス 6.二人だけの海 (Refrain) 7.祭への旅立ち 服部克久さんの'80年の作品です。三島由紀夫の小説が映画化され、服部さんが作曲・アレンジした曲がサントラとして発売されたものです。(原作も映画も未読・未視聴です)映画の中で挿入される音楽のためか短い曲が多いものの、巨匠服部さんの曲と達人たちの演奏、聞き応え十分です。 これも'21年にTwitterでフォローさせていただいてる松木さん通のベーシストの方から教えていただき、今まで全く存在を知らなかったので探そうとしたのですが、なんと6桁の相場とのこと、Macやそこそこのギターが買えてしまうお値段なので、手が出せるはずがなくあえなく断念いたしました。 ところが翌年の4月にアナログで再発、4桁前半の値段で新品が購入できました。その後、サブスクにも登場したようで相場が一気に下がったようです。
<ギターの聴きどころ>
裏ジャケにはクレジットが記載されており、ギターは土方さんと松木さんの名前が載っています。 ミディアムグルーブのA1、右のカッティング、左は音数少ないオブリの組み合わせで、後半は弦を弾くプレイやヴァイオリン奏法を交えた松木節が早速登場します。(B6でリフレインされます) A2も同様のコンビネーションで、ダブルストップのオブリがいい感じです。 歌物のB1では、左右で役割交代し、左がアルペジオ、右が松木バッキングとオブリです。歌っているスキャンダルとは一体どなた様でしょうか? B4では、これぞ松木さんと言えるタメを効かせたよく歌うプレイたっぷりが聴けます。 バッキングの一部は、松木さんか土方さんのプレイと判別できないところもあるのですが、上記の曲での松木さんの演奏、素晴らしいの一言に尽きます。 A3(リフレインのA9)、B2はディストーションサウンドでよく歌うギターですが、これは土方さんでしょうか? オリジナル盤をお持ちの方には申し訳ないのですが、いいタイミングで常識的な価格で購入できたのは本当にラッキーでした。待つことも時には大事ですね・・・・
Emotional度 | ♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡ |
取引価格暴落度 | ↓↓↓↓↓ |
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