Soul Bossa Trio / In Native (1997) – 山岸潤史

異色の1曲での熱い(暑い?)プレイです。

 1. Beauty And The Beast
 2. Hope
 3. Touch And Go
 4. Wiggle-Waggle
 5. Words Of Love
 6. Love Dance
 7. In A Silent Dream
 8. Hey! Pocky A-Way



 


 
Soul Bossa Trioの'97年の作品です。Trioという名から3人編成かと思いましたがゴンザレス鈴木さんのソロ・プロジェクトのようで(大橋トリオさんが一人のようなものでしょうか?)、ジャンル的にもSoulやBossaだけではなく、JazzやFunkなども取り入れ、広い意味でのFusionなのではと思っております。もはや記憶が曖昧ですが、当時はやったスムースジャズなどと一緒にしょっちゅうJ-WaveでバイリンガルDJのトークのBGMで流れていたような???
毎回豪華なゲストを招いてレコーシングされており、4枚目にあたる本作でも、Omar Hakim(Ds)やAnthony Jackson(B)などの海外勢、清水興さん(B)、高橋ゲタ夫さん(B)などが参加しています。録音も、東京、N.Y.、N.O.、L.A.とWorld Wideです。これだけ制作費をかけれるとは!
Soul Bossa Trioを知ったのは、'15年頃ブックオフの安棚漁りをしている時に「La La (Means I Love You)」など好きなカバー曲がたくさん入っている”For Once In My Life”を発見し試しに購入したのがきっかけです。それぞれのアルバムが当時、どのくらい売れたのかはわかりませんが、ほとんどを町田ブックオフの安棚で入手しました。その中の1枚が本作で(250円でした)、豪華なメンバーに混じって、すでにN.O.に移住してしまった山岸さんの名前(Jun Yamagishi)を発見、歓喜しました。
でも、この頃すでに外タレ枠なのですね・・・





<ギターの聴きどころ>

その山岸さんは8に1曲だけ参加しています。なんと先に挙げたOmar Hakim,Anthony Jacksonとのユニットで、N.O.
Funkの雄、Metersのカバーをやっています。二人の重量感のあるリズムに、キレのあるカッティングを左右に重ね、ユニット一体となった思いっきり腰に来るGrooveを作ります。カッティングの合間に挟むオブリも左右で使い分け、遊び心も感じられます。ソロではドライブサウンドで決めます。最初はゆったりと入りますが、リズム隊(特にHakim)に煽られ、徐々にヒートアップしていき、繰り返しフレーズやハーモナイズドチョーキングなどを駆使して盛り上がっていきます。エンディングは、一瞬スリリングな展開を見せますが、その後は引き倒しフレーズのままフェイドアウトします。
 Soul Bossa Trioの中では、異色の1曲ですが、山岸さん&Metersファンの私にとってはお気に入りの一つです。(というより、このCDでは4とこの曲以外はあまり聴きません・・・・)
この曲、MetersのThe Queen Maryでのライブのバージョンもぜひ聴いてください。





Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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