高田 みち子 / Night Buzz (2004) – 松木恒秀

松木さんプロデュース、What is HIPがバックの名盤!

1.51st Street, Lexington Avenue 
2.Chocolate 
3.雨は優しく 
4.カナリア 
5.Night buzz 
6.Don't Say A Word 
7.春を待ってる 
8.Your God 
9.夕暮れと嘘 
10.The Tracks Of My Tears 
11.僕らの樹 
松木さんがプロデュースし、What is HIP?がバックアップしています。2004年のリリースですが、手に入れたのは2007年末だったかと思います。安いレコードやCDはどこであれチェックする習性があり、BookOffの250円(当時)均一のジャズコーナーで、中身も知らないまま、250円だったらはずれでもいいかという軽い気持ちで何も考えず買いました。家へ帰ってよく見てみたら松木さんの名前があり、とっても得をした気になり、聴いてみたら大当たりでした。曲よし、歌よし、アレンジよし、バックの演奏よし、純Jazzではありませんでしたが、大変気に入りました。空間の多い大人の演奏に支えられた色気とクールさを兼ね備えた声と歌い方に引き込まれました。早速ネットで調べて次作を「定価」で買いました。これまたネット情報でWhat is HIP?のライブに参加していることを知り、10年ぶりくらいに新ピに向かいました。前半がWhat is HIP?単独、後半が高田さんが入っての演奏、いずれも素晴らしく、酒が進んでしまいました。その後も数回通いました。ロイクばかり聴いていたので、あまりこの手の音楽は聴かなかったのですが、食わず嫌いはよくないですね。
bookOffの値付け担当と陳列?担当の方に感謝します。(最近はネットの普及で相場通りになり掘り出し物がめっきり少なくなりました)

<聴きどころ>

プロデュースと自らのバンドでバックアップ、たっぷりギターが聴けると期待しましたが、さすがは松木さん、必要以上には弾きません・・・いつも通り要所要所で味わい深いプレイを聴かせてくれています。2.ではアコギのカッティングとDavid.T 的なバッキング&オブリが、哀愁がありつつもポップな曲調に華を添えます。(ライブではアンコールで演奏することが多く、高田さんが楽屋に下がった後、エンディングで特注のYAMAHA で熱いソロを弾いていました!フルートは高田さん自身でした)3.のアコギのアルペジオも美しい響きです。7.はギターソロだけではなく、ブルースハープのソロも披露しています。(これも味わい深い!)自分としては最も気に入っているのは8.で、ドライな歌い出しからからウェットな本編に入った後のサウンドがたまりません。内省的な囁くようなボーカルに絡むオブリはシンプルながら色気と美しさに溢れています。自分が行ったライブでは聴けなかったことが残念です。そして、もう二度とこのメンバーでのライブが見れないことも・・・・

Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡       

最近の配信ライブ映像を貼ります。(3作目からの選曲と新作でしょうか?)

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