Al Jarreau / Tenderness (1994) – Eric Gale

Galeの最後期の名演です。

 1. Mas Que Nada
 2. Try A Little Tenderness
 3. Your Song
 4. My Favorite Things
 5. She's Leaving Home
 6. Summertime
 7. We Got By
 8. Save Your Love For Me
 9. You Don't See Me
10. Wait For The Magic
11. Dinosaur
12. Go Away Little Girl



Al Jarreauの'94年リリースのスタジオライブ盤です。Galeが亡くなった年なので?と思ったのですが、録音は前年93年5月にL.A.、12月にN.Y.で行われたようです。プロデューサーのMarcus Millerのもとで、インナーの表紙に書かれている通りの超豪華なメンバーがバックを務めます。有名曲のカバーを中心に、セルフカバー、書き下ろし、どれも佳曲揃いです。Jarreauはパーカッションヴォーカルと称されるほど多彩なヴォーカルテクニックを駆使した表現を得意としていて、本作でもライブということもあり、至る所で力量発揮しています。(ただ、自分としては、Jay GraydonプロデュースのLP「Jarreau」やNile Rogers プロデュースの「L Is For Lovers」の収録曲のようにあまり技巧に走らず、美メロを素直に歌ってもらう方が好みなのです。)

<ギターの聴きどころ>

Selgio Mendes1でのガットギターは、なんとPaul Jackson Jr.です。あのシャープなカッティングプレイがあまりにも印象的なだけに意外でした。皆様、なんでもプレイできて、やるかやらないかの世界なのですね。
Otis Reddingのライブでの熱唱が有名な2(自分はSam Cookeのバージョンが好きです)は、Galeの誘いに乗ってくるコール&レスポンスが面白いです。ディストーションがかかったサウンドをボリュームでコントロールするGaleのプレイも見事です。
Glow(GuitarはCarltonです)でもやっていたElton Johnの3は、冒頭からGaleのエモーショナルなギターが聴けます。やはりボリュームコントロールやピッキングで歪み具合をコントロールする絶妙なサウンドです。エンディング付近でのタメとチョーキング、ビブラートの混じったソロがなんとも言えません。なぜにここまで熱い!目の前で聴いたら泣いてしまうかもしれません。
Beatlesの5では、ややシャープな音でヴォーカルに寄り添うような美しいバッキングです。ここでもヴォリュームペダルを巧みに操っています。
Standardの6では単音ミュートを基本としつつ、曲の進行に合わせて様々なバッキングフレーズを繰り出してきます。阿川泰子さんのSoft Wingでの松木さんのプレイと通ずるものを感じました。
8は、決して出過ぎないツボを押えたバッキングです。
9はシャープなカッティングですが、エンディング間際で堪えきれなかったのかGale節をチョロっと出してしまいます。
10では、珍しくアコギを弾いています。ソロもアコギです。(それまでTom ScottのライブでしかGaleのアコギプレイ聴いたことがありませんでした)
本作では、Super400ではなく、晩年愛用したHeritageのSuper Eagle使用です。(やはりピックガードは外しています)ギターが変わっても変わらぬGale節でした。
Galeの最後期のレコーディングになるのですが、熱のこもったプレイを聴くことができ、翌年に亡くなられた時には本当にショックでした。
Emotional度♡♡♡♡♡  3のソロ必聴です。
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡

2、Sam Cookeの名唱も聴いてください

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