Aretha Franklin / Hey Now Hey (The Other Side Of The Sky) (1973) – Cornell Dupree, David T. Walker

クレジットはありませんが・・・。

A1. Hey Now Hey (The Other Side Of The Sky)
 2. Somewhere
 3. So Swell When You're Well
 4. Angel
 5. Sister From Texas
 
 
B1. Mister Spain
 2. That's The Way I Feel About Cha
 3. Moody's Mood
 4. Just Right Tonight


 
 
Aretha Franklin '73年の作品です。Atlanticからのリリースですが、プロデューサーはいつものArif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd ではなく、Aretha自身とQuincy Jonesが務めています。録音もL.A.のようです(なぜ本作だけ?)
上京直後に先輩のやっていたSoulバンドでB2をやっているのを聴き、誰の曲かと聞いたところ、そんなことも知らんのかと怒られつつもBobby Womackであること、Arethaもカバーしていることを教えてくれました。早速Towerに行き、Bobby Womackはベスト盤に入っているものを見つけて即買いしたのですが、Arethaのは見つからず、店員さんに聞いたら廃盤とのこと。どうしても聴きたくて中古屋めぐりをして、芽瑠璃堂で発見しました。4800円と高額でしたが、ここで逃したらもう聴けない気がして、バイトの給料日直後だったこともあって購入しました。(Bluesharpの松田さんがバイトしており、ライブ見に行ったりしていたので800円まけてくれました)自分にとって、2番目に買ったArethaのアルバムで、繰り返し聴きました。(今でもよく聴きます)
本作では70年代の他のアルバムにはある参加ミュージシャンのクレジットがなく(フューチャーソロだけ曲の後ろに記載されています)、二つ折りでシュールなジャケットには余白がたくさんあるのになぜ?

<ギターの聴きどころ>

まず、お目当てのB2、初めて聴いた時にWomack版とはアレンジが大きく変わっていましたが、ギターは入りのダブルストップはDupreeっぽくて、その後のテロリロ初めとしたフレーズはDavid T.ぽいと思いました。ただ、ギターのサウンドそのものはDavid T.よりはDupreeぽく、謎でした。(のちにDavid T.自身が自分のプレイだとインタビューで答えていました。)
その他のArethaの70年代のアルバムを聴き進めるうちに、本作でも独特のタイム感のあるカッティングやダブルストップのスライド、ヴァイオリン奏法などのオブリが他のアルバム同様、Dupreeのプレイなのではと思い始めました。
L.A.録音との記載なのでDavid T.はまああり得るとしても、DupreeはL.A.まで出張した?
その後、Wikiにはクレジットが載り、ギターはJimmy Johnson(Bluesmanの方ではなく、Muscle Shoals Sound Studiosのギタリストの方です。多くのサザンソウル盤に参加しています)と書かれていますが、(出典は不明です)Dupreeは参加しているのでは?との思い、今でも消えません。なお、A2の後半のピンポイントのチョーキングのオブリはGaleっぽく聴こえます。
ネットで調べても分かりませんでした。謎が多い盤ですが、果たして真相は?
ギタリストが誰かと言うこととは関係なく、内容は充実していて(セールス的には振るわなかったそうですが)A4,B2など聞き応え十分です。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ A4、B2、切ないです。
酒のお供度♡♡♡♡  

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