Cornell Dupree / Can’t Get Through (1991)

スルーできない名作です。

 1. Can't Get Through
 2. Southern Comfort
 3. Double Clutch
 4. Sweet Thing
 5. Slippin' In
 6. Let The Sun Shine On Me Again
 7. Duck Soup
 8. Could It Be
 9. "7"


Cornell Dupreeの91’年の作品です。考えてみたら、なぜかDupreeのソロ作は1枚も紹介していませんでした。代表作といえば、デビュー盤でもあるTeasin'なのでしょうが、個人的な好みでサウンドが柔らかくBluesyでMellowな本作を紹介させてください。
バックのミュージシャンは特別知名度の高い人はいません(誰も知りませんでした)が、堅実にdupreeのプレイをサポートしています。N.Y.でのレコーディングですので、Dupreeの知己のメンバーなのでしょうか?
本作は、Gadd Gangの1st購入後の一連の流れで中古で購入しました。それまで、TeasinからCoast To Coast までのソロ作は聴いていましたが、サウンド、傾向とも大きく変わっておりもっと早く買っておけばよかったと後悔しました。
<ギターの聴きどころ>
ミディアムシャッフルの1からスタートします。柔らかく濡れた音でゆったりとしたフレーズを紡ぎます。相変わらずの微妙なタイミングのタメとツッコミで独特の個性を発揮しています。ソロの後半は サックスとの掛け合いとなりオクターブ奏法まで飛び出してきます。1曲目から大満足です。
Gaddっぽいドラミングの2でも、シングルトーンとダブルストップ、コードプレイを組み合わせたリラックスしたプレイです。
少しテンポの上がった3でもホーンを従えて、朗々とテーマを奏でた後、チョーキングやビブラート、トレモロピッキングなど熱がこもったsソロを聴かせます、
タイトル通りの4では美しいコード進行とDupreeの変わらないBluesyなプレイがマッチし、独特の雰囲気を作り上げています。Galeや松木さんもそうですが、Maj7系のおしゃれコード進行にもペンタのシンプルなソロが意外と合います。(間の取り方と抑揚が絶妙であるためかもしれません)しかし、ユニゾンチョーキングをここまで連発するとは!
6は歌入りのSouthernSoulっぽい曲です。ダブルストップなどのオブリなどを入れてくるかと思いきや、シンプルなコードバッキングでした。
これまたDupree節の7、聴いたことがあると思ったらStuff時代のN.Y.でのライブ盤にも収録されていました。(ライブバージョンのこの曲、オーバーダブの偽ライブでは?)
マイナーブルース調の8、情感たっぷりにプレイしますが、哀しくなりすぎないところもDupreeの個性なのでしょう。Albert KingやOtis Rushがこういう曲を弾くと絶望的な暗さになってしまいます。
ラストの9もシャッフルです。リズムを微妙にずらして弾くところがたまらなく格好いい!9曲目に"7"とはこれ如何に?と言う感じですが、アルバムの頭と終わりを7thのシャッフルBluesとした選曲、自身のルーツ回帰を強調したのでしょうか。なお、松木さんもHIPのライブのオープニングでこの曲を演っていました。
ギターはこの頃のメイン、ヤマハSJ800の改造モデルで(主にフロントのハムを使っています)、Gadd Gangより前のテレキャスのパキパキの音も悪くないですが、このぐらい甘い方がDupreeのプレイにはマッチしている気がします。
この後、何枚かリーダー作を発表しますが、どれもスルーできない名作です。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡        

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