Sadao Watanabe / Morning Island (1979) – Eric Gale

貞夫さんとガチで渡り合うGaleの個性に溢れたプレイ

A1. Morning Island
 2. Down East
 3. Serenade
 4. We Are The One
 

B1. Home Meeting
 2. Petit Valse Pour Sadao
 3. Samba Do Marcos
 4. Inner Embrace 


 
 
渡辺貞夫さんの'79年の作品です。前作までのGentle Thoughtsのメンバーを中心としたL.A.組に代わり、本作はN.Y勢をバックに録音されています。インナーには写真も出ています。主役の貞夫は安定した好演で、アレンジを担当するDave Grusinは続投ですが、Galeの個性の強さなどからバンドの雰囲気はやはり変わった印象を受けます。(貞夫さんをじっくり聴くのならLA、バンドとしての作品を聴くならNYと感じております)ベースのFrancisco Centenoは知名度はいまひとつかもしれませんが、Gaddと共に本作のGrooveを作っています。個人的には、この後のMarcus Millerよりも好みです。参加作は非常に多く、Patti AustinNoel PointerAshford & SinpsonなどでGaleと共演しています。
本作も、CD復刻後およびCD低迷期の90年代後半にUnionのエサ箱から購入しました。日本盤ながら帯なしだったため100円でした。リマスター盤のCDも何種類か出ていて、音質の変化なども各論あるようですが聴いておりません。(個人的にはレコードとして録音、リリースしたものは変に手を加えずにそのままレコードで聴いた方がいいと思っております)
最近も、貞夫さんの70年後半〜80年前半のLP,Uniomのエサ箱でよく見かけます。自分も安値で買っていながら言うのもなんですが、作品の価値と価格は必ずしもイコールではないですね。

<ギターの聴きどころ>

GaleはA2,B1のタイプの異なる2曲に参加しています。
GaddとのGroovyなリズムに乗って、貞夫さんのシリアスながら哀感も感じさせるソプラノがテーマを奏でます。Galeのロングソロは低音部から入り、軽くミュートを噛ませながらも、盛り上がりとともに徐々に高音部に移行していきチョーキングやビブラートにも熱が入ってきます。
ブギー・シャッフルのB1でも、ローポジションからハイポジションを縦横無尽に渡りながら、タメとツッコミを交えたBluesyなソロを披露しています。この曲は、What Is Hip も新宿PIT INNのライブでやっていました。
2曲とも貞夫さんを支えると言うよりは、対等以上に渡り合うようなプレイです。(望まれて弾いていると思われます)ギターは写真にもあるとおりいつものSuper400です。
この2曲のバッキングと他の曲は、ライブでも共演していたJeff Mironovです。器用で多彩なプレイをする人で、本作でもA3のイントロや各曲でのバッキングなどかなりGaleオマージュなギターを弾いていますが、Galeは一体どう思ったのでしょうか。(Bluesmanだったら、俺の真似をしているな、金を払え!と言うところですが、さすがにGaleはそんなことは言わないと思います。)
写真の通りストラトの硬質なサウンドで、B3のイントロなどフロントポジションで味のあるプレイをしています。









Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡   
お酒のお供度♡♡♡♡

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