Dane Donohue / Dane Donohue (1978) – Larry Carlton, Jay Graydon, Steve Lukather

ギターファンには堪らないアルバムです。

A1. Casablanca
 2. Dance With The Stranger
 3. What Am I Supposed To Do
 4. Woman
 5. Where Will You Go


B1. Freedom
 2. Can't Be Seen
 3. Whatever Happened
 4. Tracey
 5. Congratulations



Dane Donohue の'78年のデビュー盤です。と言うか、SSWとしての活動歴は長いようですが。最初で最後のアルバムのようです。プロデューサーはTerence Boylanで、彼の人脈なのでしょうか、Steve Gadd、Ed Greene(ds)、Scott Edwards(b)、Chuck Rainey(b)、Mike Porcaro(b)、Ernie Watts(sax)はじめ、早々sたるメンバーがバックを務めています。バックコーラスもDon Henley、Timothy B. Schmit、J.D. Souther、Stevie Nicks、Bill Champlinと豪華です。いつも通りのメンバーを見てのジャケ買いですが、メンバーの豪華さに負けない自作の美しい曲と堂々とした歌いっぷりで、やはりエサ箱からのゲットですが結構気に入って聴いています。(帯に書かれている「硬質な歌声」と言うよりは、温かみを感じさせる甘い歌声です。エアロスミスを育てた、などと本作の内容と全く関係ないことを書かれると私なんぞは逆に購買意欲が失せてしまいますが、これも時代なんでしょうか?)特に、B5の気だるい甘さ、美しさクセになります。(ギター入ってませんが)
セールス的には振るわなかったらしく、充実したバックなど製作費に対して赤字だったのでしょうか、次作が出ることなくシーンから消えてしまったようで残念です。

<ギターの聴きどころ>

ギターは Carton, Graydon, Lukatherで、当時のスタジオミューシャン好きには堪らないメンツです。(実際、本作は人気が高かったようでCD再発前までは結構な値段がついていました)
A1,A2,A4がCarltonです。
A1は、ヴォーカルの合間を縫うロングトーン多用のオブリ、ヴィブラフォンを引き継いでのエンディングに向けてのソロとも曲を盛り上げています。(もう少しフェイドアウト遅らせてほしいぐらいです)
A2もナチュラルサウンドのバッキング(左)、流れるようなソロ、エンディングに向けてのドライブサウンドでのオブリ(右、最後は左右でハモリ)本作でのギターのハイライトです。
MellowなA4では、左右からタイミングをずらしたフレーズのソロで、贅沢なのですが2回に分けた方が良かったのではと思ってしまいます。エンディングに向けてのハーモニクス奏法(左)、ヴァイオリン奏法もさりげなく光ります。
A3,B1がGraydon,B3がLukather(アコギのソロが美しいです), B2,B4がGraydonとLukatherのコンビです。
Lukatherも本作ではギンギンではなく、私好みのプレイをしていて嬉しいです。
本作でのお三方のドライブサウンド、ハムバッキングのギター(Carton,Graydonが335、Lukatherがレスポール)+Boogieの組み合わせかと思いますが、フレーズともどもなんとなく似ているように感じました。それだけサウンドメイキングもプレイもCarltonの影響が大きかったと言うことでしょうか?あるいはお互いに影響しあったのでしょうか?
いずれにしても、ギターファンにとっても聞き応えのある1枚です。

Emotional度♡♡♡♡  
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡

結局、Carlton参加曲を選んでしまいました。

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