Jazz Crusaders / Louisiana Hot Sauce (1996) – Larry Carlton

いろんなものがGumboされた名作です。

 1. Mumbo Gumbo
 2. Red Beans And Rice
 3. Peachy Pie
 4. Sweet Praline (When You're So Far Away)
 5. Crawdaddy
 6. JAM-balaya (NiteLife)
 7. Caramel Supreme
 8. Honey & Spice Broule
 9. File Mystique
10. Cool Brew Koffee (No Way Out Of Loving You)
11. Soul Etouffe
12. Down & Dirty Rice (Ya Ya)
13. Catfish Mardi Gras








Jazz Crusaders'の96年の作品です。'76年のWayne Henderson脱退以降、メンバーの離脱が続き、Joe SampleとWilton Felderがゲストを招きながらレコーディングやライブの活動を続けましたが、91年には活動停止してしまいました。と思ったら、'95年にHendersonとFelderがJazz Crusaders名義で”Happy Again”を発表、音楽的な要であったSample抜きであったこと、Carltonの参加など、驚かされました。本作はそれに続く作品で、N.O.をテーマに、現地で活動するミュージシャンなど多彩なゲストを迎えてレコーディングされ、N.O.と二人の出身地のTexas(実は隣接しているのですね)、ゲストミュージシャンの持ち味がGumboされた独特の味わいを出しています。素材や調理法が良いと、混ぜ合わせてもそれぞれの持ち味が生きて良い仕上がりになっています。なお、曲名はN.O.の料理メニューや食材のようですので、興味のある方は調べてみてください。
前作を聴いて気に入っていたので、本作も新品で買いました。






<ギターの聴きどころ>

Carltonは4.の1曲に参加しています。購入後、聴いて気付いたのですが、"Happy Again"に収録されていた「When You're So Far Away」と同じ曲で、Dionne Warwickによるヴォーカルバージョンにリメイクされたものでした。お目当てのCarltonのソロも、どうも聴いたことがある感じです。念の為、両方を聴き比べてみると、尺が短くなっているものの”Happy Again"と同一でした!しかし、ソロの後半にはDionne Warwickのスキャットによるオブリ?(合いの手)が入るので、逆コール&レスポンス効果でインストバージョンと比較するとよりメロウに聴こえます。Carlton、ストラトを弾かせても抜群の表現力です!
本作でのギター面での他のハイライトは、2、12でのKeb Mo'のスライドプレイ、Bobby Womackが歌う10(流石の名唱です)のバックでのCraig T. CooperとWomacK自身のギターの掛け合いです。
Sampleの不参加は残念(Sampleがピアノを弾けばまた違った味わいになったのかもしれません)ですが、二人のホーンの骨太感と陽気なN.O.の雰囲気がミックスされた熱い演奏、寒い冬にこそ聴いてみてください。
なお、Cartonは、Dioone Warwickのソロ作"Friends In Love"で1曲(大好きな「Betcha By Golly Wow」です)アコギを弾いています。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
お酒のお供度♡♡♡♡
ギターソロ使い回し度🎸🎸

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