Jeffrey Osborne / Jeffrey Osborne (1982)- David T. Walker
David Tの素晴らしさはもちろんですが、春の暖かさやウキウキ感を感じます。
A1. New Love 2. Eenie Meenie 3. I Really Don't Need No Light 4. On The Wings Of Love 5. Ready For Your Love B1. Who You Talkin' To 2. You Were Made To Love 3. Ain't Nothin' Missin' 4. Baby 5. Congratulations Jeffrey Osborneの'82年の作品です。L.T.D.のドラマー、メインヴォーカルとして活躍し、本作はソロとしてのデビューアルバムとなります。プロデューサーはGeorge Duke、バックはその人脈で豪華なメンバーが集められています。L.T.D.でも重量級Funkから甘いバラードまで歌いこなしていたJeffrey Osborne、本作でも硬軟取り混ぜた楽曲を黒光りする声で歌い上げています。 本作は上京後比較的早い時期にTowerで購入しました。ギターマガジンの中島さんからもらったDavid T.参加ミュージシャンリストからレコードを探し始め、Towerの店員(やたらソウルに詳しい方がいらっしゃって、他にも色々紹介していただきました)に聞いたところ本作を教えてくれました。緑シールで1480円だったかと思います。裏ジャケには参加ミュージシャンは記載されておらず、自分が買った盤はインナーが白紙だったため参加ミュージシャンの詳細はこの時はわかりませんでした。早速聴き始めるとA面ではDavid T.の音は聴こえず、Toweの店員さん間違えたかと一瞬疑いましたが、、、、
<ギターの聴きどころ>
B2のスロウで右からあの音が聴こえてきました。単音、ダブルストップ、スライド、テロリロなどのオブリを右から連発しています。マイナー調のスロウB4では左に引っ越し、主役の切ないヴォーカルに終始寄り添うように、オブリを連発しています。2曲とも、甘い艶のあるヴォーカルと甘い艶のあるByrdlandのサウンドが絶妙にマッチしています。2曲だけの参加ですが、これで充分です。Towerの店員さん、疑ってすみません。 アルバム全体としても、A1、A3の典型的なアクティブシングルコイルのリズムカッティング、ポップなA2やB3でのミュートも駆使したプレイなど、バッキングを学びたいと思っていた当時(30年以上経った今でも修得できず学びたいと思っていますが)は、いい教科書であり、ずいぶん聞き込みました。 誰が弾いてるのか知りたいと思い、10年後ぐらいに中古でインナーにクレジットがある盤を買い直し、他のギターはCharles Fearingや Mike Sembello,Paul Jaxkson Jr.と知り、妙に納得しました。 ギター的にも素晴らしいのですが、本作は曲がどれも良く、特にA2やA4,B2,B5などの春の暖かやウキウキ感を感じさせる美メロが、この季節にぴったりで毎年聴いており、今年も引っ張り出して聴きました。 かなり数が出たのでしょうか、最近までユニオンの安箱の常連でしたので、是非聴いてください。
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡♡ 花見など日中の外飲みにも使えます |
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