Phil Upchurch / Free & Easy (1981)

本作でも弾きまくっています。上手いの一言!

A1. Free & Easy
 2. Groovin' Slow
 3. People Make The World Go 'Round

 
 
B1. Midnite Blue
 2. Reunion
 3. Moment's Notice
 4. She's Out Of My Life




 
 
Phil Upchurch の'82年の作品です。Jamからのリリースで、プロデュースはEsmond Edwards'78年以降C活動の本拠地としたL.Aで録音されています。ベースは息子さんでしょうか?裏ジャケの解説によると10枚目のアルバムにあたり前作より4年の時が空いてリリースされています。(セッション活動が忙しくてリーダー作を作る時間がなかったのでしょうか?)カバー曲、歌もの、オリジナルをとり混ぜた選曲、98%はライブ的に一発レコーディングされたようで、臨場感あふれる演奏ですが、達人たちが集まったためか、ライブ録音ゆえの緊迫感はあまり感じられず、リラックスした印象を受けます。
ワタクシの場合、気に入ったプレイや1枚があると全部集めたくなる性分があり、Upchurchのリーダー作や参加作も集めた中の1枚です。(まだ半分ぐらいしか集められていません。見かける頻度も減り、だんだん高くなっているので頑張らねば!)本作は、新宿ユニオンのSoul&Blues館で800円ぐらいだったかと思います。Jazz館ではなく、この辺りにユニオンの店員さん、あるいは売りに持ち込んだ全オーナーのこだわりが想像されます。
内容的には時代を反映したフュージョン的な印象も受けるのですが・・・・




<ギターの聴きどころ>

そこはUpchurch、耳当たりのいいだけの音楽ではなく、多彩なテクニックを駆使して、Bluesy&Soulfulなプレイを繰り広げています。燻銀と評されることの多いUpchurchですが、他の作品同様、本作でも弾きまくっており、トリッキーなヒネリも感じられます。
爽やかさも感じるA1,哀感漂う歌もののA2,FunkyなStylisticsカバーのA3,後に再録するBluesyな自作のB1,10年以上後にブームとなるSmoothJazzを先取りしたかのようなB2,オクターブやコードプレイも登場するJazzyなB3、Michael JacksonをソロギターでカバーしたB4、どの曲でもギターを堪能できます。エフェクトがないナチュラルサウンドでピッキングやタッチがダイレクトに伝わってくるのも嬉しいところです。使用ギター、本作も王道ではなく、表のシュールなイラスト、裏の写真に写っているメイプルネック+アッシュのソリッドボディ+カエルちゃんのステッカーのある謎の一本と思いますが、どこのブランドのなんと言う機種でしょうか?わかる方教えてください。何を弾いても自分の音になっているところもまた素晴らしい!










Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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