Keiko Lee / In Essence (2007) – 松木恒秀

 1. Ain't No Sunshine (Bill Withers)
 2. I Can't Help It (Michael Jackson)
 3. I Can't Make You Love Me (Bonnie Raitt)
 4. That's Enough For Me (Patti Austin)
 5. One Hundred Ways (Quincy Jones)
 6. Nothing's Gonna Change My Love For You (George Benson)
 7. Superstition (Stevie Wonder)
 8. Someday We'll All Be Free (Donny Hathaway)
 9. You Can Have Me Anytime  (Boz Scaggs)
10. Minute By Minute (The Doobie Brothers) 
11. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (Carole King)
12. How Deep Is Your Love (The Bee Gees)
13. Bridge Over Troubled Water (Simon & Garfunkel)


昨日の福村さんに続き、大好きな4.のThat's Enough For Meつながりで、ケイコ・リーさんの'07年のカバー盤です。(どの曲も多くのアーティストがカバーしていますが、曲名の後にオリジナルをカッコ書きします)。海外録音で、現地のミュージシャンに加え、曲によって吉田次郎さんと松木さんがギターで参加しています。SanbornとRandy Bleckerも1曲づつ参加しています。ケイコ・リーさんは、ハスキーな低音の声質で、どちらかと言えばしっとりと聴かせるタイプのボーカリストです。本作でも、最小限とも言える編成をバックに、ソウル、AOR、ポップスいろんなタイプの歌を自分の色に染めて歌い上げています。この盤はJazz Lifeのレビューで知り、好きな曲ばかりであるのと松木さんが参加しているということで珍しく新品で購入しました。松木さんの参加はもちろんですが、それだけではなく、8.や13.はじめ大好きな曲がいい仕上がりになっていて、今でもよく聴いています。しかし、CDのサイズと、トレイへの挿入は味気ないので、こういう作品はアナログで大きいジャケットを眺めながら聞きたいところです。

<ギターの聴きどころ>

松木さんは、4.と11.に参加しています。4. は原曲の雰囲気は残しつつも、ややダークなムードにアレンジされています。ギターは吉田さんのストラトのハーフトーンによる単音刻みから入りますが、続いて、相当ディストーションが深いサウンドで、松木さんのGaleをより重くしたようなプレイがブツ切れながら聴こえて来ます。Breckerのソロを経て、エンディング近くでは黒いオブリを挟んでいきます。もっと聴きたいと思わせる抑えたプレイです。11.では、いつもの2弦と4弦のスライドを交えたダブルストップを中心としたオブリを要所にだけ差し込んでいき、決して弾きすぎません。他の曲でも弾いてもらいたいところですが、この2曲の抑えたプレイで Enough for me ということにしておきます。なお、吉田さんのプレイもツボを押さえた弾きすぎないプレイです。松木さんは'03年のVitamin Kにも少しだけ参加しています。前年には、岩原Pit InnでWHAT’S is HIP?とのライブがあり、行けなかったのが残念です。このメンバーでのNHKの公開番組収録も応募していたのですが、土曜日だったのに急な仕事で行けなくて悔しい思いをした記憶があります。そして何よりも、松木さんのプレイが生で聴けないことが残念です。残された美しい演奏の一つ一つを、大事に噛み締めながら聴き続けたいと思います。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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