Michael Franks – The Camera Never Lies – Cornell Dupree (1987)

今度はDupreeが参加しています。(1曲だけですがFunkyです)

A1. Face To Face
 2. I Surrender
 3. The Camera Never Lies
 4. Lip Service
 5. When I Think Of Us


B1. Island Life
 2. Now You're In My Dreams
 3. Doctor Sax
 4. Innuendo






Michael Franksの'87年の作品です。プロデュースをRob Mounseyに委ね、機械ビートやシンセ電子音に、数名のギターなど一流のスタジオミュージシャンの演奏を加えて仕上げられています。
'90年代の半ば頃、一連の作品を買い集める中で中古盤を購入しました。300円ぐらいでした。インナーには個別曲のクレジットが記載されており、Carlton,Galeに続いて、本作ではDupreeが入っていることがわかり、嬉しかった記憶があります。しかし、時代の音なのかもしれませんが、A2など一部の曲では曲調もアレンジもMichael Franks(の囁きヴォーカル)に合っているとは到底思えず、あまり聴かなかったばかりでなく、本作以降のFranksの作品を集めることをしばらくやめてしまいました。この音作り、本人の意向なのか、レコード会社の意向なのか、一致どっちでしょうか?売れるサウンドと良いサウンドは必ずしも一致しないですね・・・・

<ギターの聴きどころ>

お目当てのDupreeは、Jeff Mironovと共に、A4に参加しています。Mironovがシングルコイル系で左のカッティング、Dupreeがハムのフロント(Yamaha?)で左からのオブリでコンビネーションを作っています。右のキレの良さと左の揺らぎの組み合わせが面白いです。この二人のプレイだけでFunk度が高まっています。間にセンターから二度に渡りカッティング中心としたソロが入りますが、これはどっちでしょうか?微妙です。
本作は、アルバムとしての好みは別として、その他の曲でもギター面だけで見ると豪華です。
A1,A3でのSteve Khanのストラトと思われるサウンドとシャープなプレイ(A3のソロなど意外にBluesyでした!理知的で無機的なイメージが覆りました)、A2でのHiram Bullockの熱いソロとオブリ(バックのサウンドと合っていないのが残念ですが)、B1でのMironovのソツのないプレイ、ラストのEarl Klughの変わらない美しいガット、など聴きどころがたくさんあり、ギターファンにも楽しめる盤だと思います。





Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡    
お酒のお供度♡♡♡♡  

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