Noriki (野力奏一) / Just! (1987) – Robben Ford, 松木恒秀?

Robbenの歌うプレイは堪能できましたが、松木さんは?

A1. The Message Is Love
 2. She Is Lady
 3. Reunited
 4. Even A Whisper
 
 
B1. Just!
 2. Ice Fantasia
 3. Trade Wind
 4. Moon Dance
 5. Even A Whisper (Refrain)


 
 
野力奏一さんの'87年の作品です。キーボーディストとして数多くの作品に参加し、自身のバンド「Noriki」で、アルバムをリリースしています。本作も「Noriki」名義でそのうちの1枚なのですが、前二作のメンバーではなく、L.A勢や渡辺貞夫さんなど豪華なメンバーとの共演とです。
野力さんは、松木さん絡みで集めた渡辺貞夫さん伊藤君子さん高田みち子さんなどのアルバムでその名を知り、松木さんのユニット「What Is Hip!」(何度もPit Inn通いました)でのライブ演奏も聴きました。
本作は、昨年の今頃、新宿ユニオンのB1でJapanese Jazzの箱に入っており、4800円の値段に迷いましたが、裏ジャケ(背景と赤色の文字が被って老眼には見づらい!)に松木さん、Robben Ford,Safariで聴いた塩崎さん、Onell Jones(Wonell Jonesですよね?)が入っていて、しばらく迷い、Twitterに投稿するも全く反応なく、それ以上調べることもなく思い切って買いました。




<ギターの聴きどころ>

ギターは、裏ジャケによるとRobben FordがA1,A4,B1,B3,B4に、松木さんがB4に、塩崎さんがA2に参加していると書かれています。
いい感じに哀愁とGroove感のあるシャッフルA1が始まりました。Watersの切なげなコーラスもメロウです。Robbenはストラト+コーラス系の80年代の音でバッキングをしていると思っていたら、後半にソロが来ました。音色はそのままに指弾きも交えていると思われるピッキングコントロールで、流れるようなBluesyなプレイです。
A2のメロウなインスト、A3のWonell JonesとCindyの熱いヴォーカル、塩崎さんもストラト系の今風(当時の)なサウンドでカッティング中心のバッキングを聴かせます。Safariでのメロウなオブリやソロを期待したのですが、ここでは出てきませんでした。
B1、B3もRobbenです。ドライブサウンドでのソロ。流暢さ、熱い勢い、Bluesyな表現力が併存しています。Lukatherや若い時のMichael Landauだとこういう曲でのソロ、過剰な歪みとビブラートがうるさく思えてしまうのですが、CarltonやRobbenだと安心して聴けます。
B4は、バッキングはRobbenと思います。松木さんはクレジットあるけど聞き分けられませんでした。ジャケットを作ったあとにレコーディングで、何らかの理由で気分を害して帰っちゃった?
そして、私めは、本作を買った直後CDが1000円で再発されていたことを知り、全然「Just」ではない気持ちになりました・・・・








Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡  

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